更新日: 2017.04.01 09:03
「アロンソはヒーローと呼ぶにふさわしい」:英誌全ドライバー評価 2017年F1オーストラリアGP編
■アロンソのパフォーマンスは英雄的。バンドーンは長く辛い戦いに耐える
9点の評価を受けたのは、ポールポジションから2位を獲得したメルセデスのハミルトン、5番グリッドから5位のレッドブルのフェルスタッペン、予選で驚きの6位を獲得したハースのグロージャン、急きょパスカル・ウェーレインの代役に起用され、予選16位、決勝12位と堂々たる結果を残したザウバーのアントニオ・ジョビナッツィ、そしてマクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソだった。
アロンソは予選13位(12番グリッド)から決勝では10番手を長く走り続けたが、マシンのダメージによりリタイアしなければならなかった。
「フリープラクティスで最初にコースに出た瞬間から、ヒーローと呼ぶにふさわしいパフォーマンスを見せた。明らかにパワーが足りないにもかかわらず、マシンに鞭打つように予選Q2へと進み、フォース・インディアのオコンを破った」
「決勝ではマシンのダメージを抱えながら、オコンを抑え切って10位1ポイントを手にするかに思われたが、ミスを犯してオーバーテイクされ、その直後にピットに戻ってリタイアした」
チームメイトのストフェル・バンドーンは18番グリッドから13位で完走を果たした。バンドーンに与えられた評価は6点だった。
「バンドーンは金曜は苦労したものの、土曜フリープラクティスでアロンソに0.143秒差まで詰め寄った。しかし予選では燃圧のトラブルに阻まれ、Q1最後のランではフロントタイヤが冷えた状態で、ブレーキがロックし、アロンソに1秒近く離され、Q1で敗退する結果に終わった」
「レースは長く辛い戦いになった。電気系の問題によりピットストップでエンジンをリセットしなければならなかったことも響いた。完走できたことだけがささやかな慰めだ」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています