更新日: 2024.03.12 21:49
緊急デビューで7位入賞。F1トップドライバーたちがベアマンを称賛「驚異的な仕事をした」とハミルトン
Translation: AKARAG
40歳が目前に迫るベテランのハミルトンも感銘を受け、次のように語った。「フェラーリはとても強く、スピードの点では(メルセデスと)もっとも近いマシンだった。だが、彼がデビューしたときの状況を考えなければならない」
「自分のカテゴリー(併催のFIA F2)から抜け出してトップチームのフェラーリに直行し、ロングランなどをせずにすぐにフリー走行に出なければならないんだ。彼は今日も今週末も驚異的な仕事をしたよ。そのことは、彼がどれだけの才能を持っているかを示している」
ハミルトンが離脱する2025年に向け、トト・ウォルフがさらに若いアンドレア・キミ・アントネッリをラッセルと組ませようと真剣に検討していることを考慮すると、彼がベアマンについて語らずにはいられなかったことを聞くのは興味深いことだ。ウォルフはベアマンのF1デビューに大いに注目していたことは明らかだった。
「彼は昨年のFIA F2ですでに優れたドライバーのひとりだった。この若い世代のパフォーマンスレベルが非常に高いことが分かる」と語ったウォルフ。彼は続けてこう指摘した。「彼らは8歳でカートに乗り始め、150日間のテストを行いランクを上げて真のプロフェッショナルに成長していく。ゴーカートからジュニアフォーミュラまで、ますます競争が激しくなっており、そこでトップに躍り出たドライバーたちはF1で大きな成功を収めるための完璧な能力を持っているだろう」
「ベアマンもそうだ。彼は深みに投げ込まれたが、見事にパフォーマンスを発揮した。彼のレースの最後の3分の1は圧巻だった」