F1第3戦中国GP 決勝トップ10ドライバーコメント
■レッドブル・レーシング
ダニール・クビアト 決勝=3位
今日は心からレースをエンジョイできた。ペースはとても良かったし、僕らにはあまり有利ではないと思っていたコースで、これだけの成績を挙げられたのが嬉しいね。今日はマシンがすごく好調でシャシーは乗りやすかった。この後、パワーユニットがアップグレードされれば、もっと上位を争えるはずだ。
(セバスチャン・)ベッテルのインを突いたのは、フェアな攻撃だったと思っている。そこにスペースがあったから飛び込んだだけだ。僕と彼は接触しなかったけど、彼にとっては不運なことに、反対側にキミ(・ライコネン)がいた。僕にとっては当然の行動だったし、それが結果としてポディウムにつながった。
これまで難しいレースが続いていたから、こういう結果を出せると心強い。今年僕らのチームはコンスタントに表彰台争いをしている。いいことだよ。シーズンの今後に向けて期待を感じる。
今日は本当にハッピーだ。最高の気分で母国ロシアに向かうことができるよ。
(FIA記者会見で語り)去年のハンガリー以来の表彰台だからものすごく嬉しい。本当に久しぶりな感じがする。(スタート直後のベッテルとのバトルについては)話してもきりがない。あの動きが報われて、今表彰台に立っているんだから嬉しい。
スタートがうまく決まった。ターン1からターン2はリスキーだった。もちろんリスクのある動きだった。でもそういう動きを取れば表彰台を手に入れるチャンスがあるんだ。だからこれからもリスクを取り続けるよ。皆期待しててね!
レース全体をとてもうまくコントロールして走れた。今日は最初から最後まで戦う相手はセバスチャンだった。彼の挽回は素晴らしかった。僕らの方は終盤ソフトタイヤがなかったことでチャンスを逃したかもしれない。最後のスティントでミディアムを履いたが、そのタイヤでは彼に対抗できず、結局抜かれてしまった。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位
1周目にインシデントがあったために2周目はあちこちがデブリだらけだった。でも大きなやつを踏んだという自覚はなかった。だから、ターン11と12あたりでリヤが滑り始めた時には、まさかと思ったよ。すぐに無線で「タイヤが壊れた」って伝えた。
裏のストレートまで来た時点で振動も出始めて、これは間違いなくパンクだと分かった。その後、セーフティカーのおかげでさらに順位を落とすことになった。まさにダブルパンチだったね。ヘビー級のボクサーから腹に一発食らったみたいに効いたよ。
でも、後半はすごくいいドライブができた。僕の人生でもベストレースのひとつじゃないかな。
今のパッケージには期待をかけている。ここまでの3レースで、僕らはずっと何らかの形でいいところを見せてきた。シーズンの早い段階でこれほど戦えるとは思っていなかったし、ちょうど2014年と同じようなポテンシャルを感じる。
今日はまるでシャンパンファイトに参加したみたいな気分だ。心の中の一部が微笑んでいる。今年実現すると思えるからだ。それがすごく嬉しい。これからも戦い続けるよ。
(Fox Sportsに対して語り)チャンスを逃した。やれるだけのことをやったけど、結局は不運だった。トップに立ったのにタイヤがパンクした。(ニコ・)ロズベルグは有利な戦略で走っていたから僕らは最終的に2位だっただろう。勝てたはずとは言わない。でも2位の可能性は絶対にあった。
不運は忘れよう。このレースで僕自身の点数をつけると10点満点で10点だ。自分のレースにはめちゃくちゃ満足している。これ以上のことはできなかった。キャリアベストのレースをしながらシャンパンを飲めないなんて辛いけど、今回はついてなかっただけだ。まだメルセデスのペースにはおよばないが、ギャップはそれほど大きくない。