投稿日: 2017.05.15 15:30
更新日: 2017.05.15 02:33
更新日: 2017.05.15 02:33
ロス・ブラウン、誰でも見られる“NASCAR式”の公開車検をF1に導入することを提言
AUTOSPORTweb
Translation: Yasuo Miyake/AKARAG
NASCARの公開方針が技術検査に適用されることで、そこで見つかった規定違反についても素早く公開されている。
NASCARで技術検査と審査を担当する副社長のチャド・リトルは「我々の基本方針は公開なので、どのチームも他のチームを見に行くことができる」とし、さらにこう続けた。
「各マシンは、ガレージにあるときと同じ状態ですべてが横並びに停車している。そこでは誰も何も隠していない」
「取り外された部品は、誰でも見られるようにその場に並べられている」
ハースF1代表のギュンター・シュタイナーは、今よりも幅広い領域を公開するという方針は、マシン内部の技術を披露するための、より良い方法だろうと考えている。
「我々にはとてもすばらしい技術があるが、ずっとそれを隠し続けている。なぜなら、外部には見せたくないからだ」とシュタイナー。
「もし新たな規定によってこれを見せなければならないとしたら、それは良いことだろう」
「F1の技術は最高水準であるべきだ。それがF1の魅力のひとつだからだ。だが、ファンがその情報を得やすくする必要がある」
「そうすれば、サーキットにおけるファンとの距離も縮まると思う。少なくとも、みんなが見られることで、平等にすべきだ。(ライバルチームがやっていることを)見て、自分のチームでも同じことをやることが可能になるからだ」
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この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています