更新日: 2017.05.13 22:38
F1スペインGP予選:ハミルトンがPP獲得。アロンソが地元ファンの声援を背に7番手の大健闘
Q2はメルセデスAMG勢が最初にコースイン。全車が新品ソフトでアタックに向かい、上位勢は1アタックでQ2通過を想定している。
ハミルトンが早々に1分20秒210のトップタイムを記録したのに対し、ボッタスはターン1で右フロントタイヤをロックさせてしまい、2周目のアタックで今度はターン14で左フロントをロックさせながらも0.090秒差の3番手タイム。
タイムロスは少なかったものの、これが決勝のスタートタイヤになるだけに懸念も残る。ベッテルが0.085秒差の2番手タイムで上位は大接戦となる。
残り3分で7位のカルロス・サインツJr.以下の全車が新品ソフトを履いて2回目のアタックへ向かう。グロージャンがターン14~15でコースオフし黄旗が出る中、アロンソは自己ベストを更新して10番手に飛び込み、今季初のQ3進出を果たした。
フォース・インディアの2台、フェリペ・マッサがQ2を通過した一方、地元の声援を受けるサインツは自己ベストが更新できず12位まで後退してQ2敗退。7位オコンから13位ニコ・ヒュルケンベルグまでが0.3秒にひしめく大接戦の中、ハース勢、ヒュルケンベルグもQ3に進むことはできなかった。
Q3はまず3強チームの6台のみが開始直後からアタックへ。ハミルトンが1分19秒149とQ2から1秒もタイムアップしてトップに立ち。ターン15出口でリヤが流れて縁石のバンプを乗り越えるところまでワイドになったボッタスは0.241秒差で2位。ライコネンが0,290秒差の3位で、メインストレートでデプロイメントが切れたベッテルは0.512秒差の4位に留まった。
残り3分を切る直前、アロンソが先頭で2回目のアタックへと出て行き、他車も新品ソフトでこれに続く。ハミルトンは自己ベストを更新しなかったが、ターン14で僅かに左フロントをロックさせたベッテルは0.051秒及ばず2位、ボッタスは0.224秒差で3位、ライコネンは0.290秒差で4位となった。
5位には0.557秒差まで迫ったレッドブルのマックス・フェルスタッペン、6位リカルド、そしてアロンソは1.899秒差でフォース・インディア勢とマッサを100分の3秒上回って7位に飛び込んでみせた。