F1第5戦スペインGP予選トップ10ドライバーコメント
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 予選=5位
とても良い予選だった。スムーズに進み、ひとつの問題もなく、正確なアタックラップを走れたと思う。今日のマシンは今シーズン中、間違いなく最高の状態だったし、今日はバランスにもとても満足していた。
ポールポジションからたった0.6秒差に入れたことは、良い成果だ。1.5秒も差があったソチと比較したら、すごく喜ばしいことだよ。チームはアップデートを準備するために本当に懸命に作業してくれたから、ものすごく感謝している。
今週はパッケージの理解を深め、どう機能するのかを知るため、ずっとアップデートについて学んでいた。セットアップが決まってからは快適に乗ることができて、結果として良い組み合わせができあがり、予選での成功につながった。大きな前進になったし、今シーズンの残りに向けて確固とした基盤を得ることができた。今までどおり攻め続けて、これまで以上に差を縮める努力をするよ。
バルセロナに戻ってくるのは、いつだって素敵なことだ。ここでは多くの周回を走っているし、僕に優しいコースなんだ。昨年も見たように、ここでは決勝日に何が起きるかなんて誰にもわからない。僕らはロングランのペースが良いみたいだから、展開を見守っていこう。
(今週末のアップデートについて語り)間違いなく僕らは前進した。予選前までは新しいアップグレードのバランスを探っていたけれど、予選ですごくうまくいった。
マシンのあらゆる部分が改善した。コーナーの入口、中間、出口にかけて、どの部分をとってもバランスがよくなった。バランスがかなり安定し、前よりプッシュできるようになった。それが今日証明されたと思う。
マシンにもっとダウンフォースをつけるため、今後も作業していく。でもここの最終セクターを見ると、僕は全ドライバーのなかで3番目に速かった。つまり、いい方向に向かっているということだ。
遅いマシンを速くすることは比較的簡単だ。でも今は0.6秒差まできたから、これをさらに縮めるのは簡単ではないだろう。でも努力していくよ。マシンのポテンシャルを引き出していくが、エンジン側の向上も必要だ。予選でメルセデスは出力を上げてくる。今の僕らはそれができないんだ。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 予選=6位
アップデートを持ち込むとはいえ、今日ここでポールを獲得するなんて期待はしていなかったし、実際、予選ではトップから1秒も離されている。マックス(・フェルスタッペン)の方はもう少しトップに近づけたので、チームにとっては良かったね。
僕個人としては最終セクターに悩まされている。特に最後のふたつのコーナーでね。シケインで十分なスピードを維持することができず、そこでタイムをほとんど失っていた。ラップのそれ以外の部分ではできるかぎりのことをしたと思うし、高速コーナーではかなりバランスが改善したんだ。
マシンにはポテンシャルがまだあるから、それを引き出す必要がある。それでも今週末は間違いなく得るものはあった。トップとの差も少しは縮まっているようだ。
レースでフェラーリやメルセデスと対等に戦えるならうれしいけど、現実的には主にマックスとの戦いになるだろう。ふたりの戦略を分けて、何か違ったことをして、トップ2チームにプレッシャーをかけることを考えるかもしれない。面白いレースになるはずだよ。