更新日: 2017.07.14 06:39
「マクラーレン・ホンダF1のプロジェクトを信じるドライバーしか必要ない」チームがアロンソに忠誠心を求める
来シーズン、アロンソにとってマクラーレン以外の選択肢は非常に限られているとみられる。フェラーリのセバスチャン・ベッテルとメルセデスのルイス・ハミルトンは、アロンソをチームメイトに迎えることに否定的な発言をしている。ブーリエによるとそうした姿勢は予測できたという。
「私はそれほど驚きはしなかった。世界チャンピオンは皆、最高のドライバーと自分を比べたいと思うものだが、同じチームにいる必要はない。目標は他チームを負かすことだ」
「羊の群れに狼を放つのは決して良策ではない。ベッテルやハミルトンのようにチームのナンバーワンドライバーとしてのステータスを得ている場合、公にそのようなことを口にはしなくても、彼らはそれぞれのチームのリーダーなんだ」
「自分の計画を台無しにするような誰かがチームに入って来ることは望まないだろう」
しかしメルセデスとフェラーリがアロンソへの関心を否定しているからといって、マクラーレンのアロンソとの交渉が必ずしも楽になるわけではないと、ブーリエは考えている。
「事態はもっと複雑だ。常にドライバーに選択権があるわけではない」とブーリエは語った。
「最後には全員がやりたいことをやる。私は“マクラーレン・ホンダ・プロジェクト”に適したドライバーふたりを選びたい」
「フェルナンドについては、何が起きようとも彼は行きたいところに行くだろう。チームを去るのか、それともチームに残るのかは、様子を見るしかない」
アロンソとストフェル・バンドーンのペア以上にマクラーレンのプロジェクトに適したドライバーがいると思うかと聞かれたブーリエは、「ノー。現時点では非常に満足している」と笑顔で答えたということだ。