更新日: 2016.05.06 06:57
スペインGP 22人のタイヤ選択発表。フェラーリ、メルセデスよりソフト寄りのチョイス
F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、第5戦スペインGPにおける各ドライバーのタイヤ選択を発表した。
今年はピレリが各グランプリに3種類のドライコンパウンドを選び、週末に使用できるドライタイヤ13セットのうち決勝用に2セット、予選Q3用として1セットのコンパウンドが指定されるものの、残りの10セットに関してはドライバーごとにコンパウンドの割り振りを決めることができる。
スペインGPのためにピレリが選択したのはオレンジ・ハード、ホワイト・ミディアム、イエロー・ソフト。全員が決勝用に取っておかなければならないのはハード1セットおよびミディアム1セットで、このうち少なくとも1セットは決勝で使用する必要がある。
予選Q3用にキープしておかなければならないのはソフト1セット。Q3に進出したドライバーは予選後にこのセットはピレリに返却、他のドライバーは決勝用に取っておくことができる。
開幕から4戦はすべてスーパーソフト、ソフト、ミディアムが選択されており、ハードはスペインGPで今年初めて登場することになる。また、この3年はミディアムとハードが選ばれており、ソフトがスペインGPで選ばれたのは2012年以来のことだ。
今回チームメイト同士が違う選択をしたのはルノー、トロロッソ、ハースの3チーム。またトップ2、メルセデスとフェラーリの選んだ配分は異なっており、メルセデスはハード1、ミディアム5、ソフト7、フェラーリはハード1、ミディアム4、ソフト8という選択をした。ソフトを8セットというのは、ハースと並び、全チーム中最多だ。
全体的に、今季初登場のハードの配分は少な目で(1~2セット)でソフトを最も多く選んだチームがほとんどだが、ザウバーのみはソフトよりミディアムを多く選んだ。
なお、このタイヤ選択は、レッドブルとトロロッソのドライバー交代が決定する以前に行われたため、レッドブルにダニール・クビアト、トロロッソにマックス・フェルスタッペンと、ロシアGPまでのラインアップに従って発表されている。
スペインGPは5月13~15日に開催される。