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投稿日: 2016.06.05 15:33
更新日: 2016.06.05 15:34

ホンダ甘口/辛口ダブル評価 モナコGP編


F1 | ホンダ甘口/辛口ダブル評価 モナコGP編

2016年第6戦モナコGP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)
2016年第6戦モナコGP ジェンソン・バトン(マクラーレン・ホンダ)

 しかし、今回のバトンは完全なる4レース完走を達成した。アロンソは開幕戦に大クラッシュした際、パワーユニットを1基壊しており、バトンも2戦目のバーレーンGPで1基目をトラブルで失っているので、レース終盤は厳しい状況になるだろうが、昨年に比べれば雲泥の差だ。

 昨年のホンダはモナコGPを終えた時点で2台とも3基をほぼ使い切ってしまっていた。それが今年のモナコGPはバトンが2基目を使い切るグランプリで、すでに3基目を投入しているアロンソも、それを使用したのはモナコGPが初めてだった。したがって、信頼面においては、ホンダはある程度の目処はついたと言っていいだろう。

 そうなると、次はいかにパワーユニットの出力を高めるかだ。その点ついて長谷川祐介総責任者は次のようにコメントしている。
「いまのスペックでは、もうこれ以上の出力は出せないところまでやり尽くした。パワーアップに関しては、いろいろタマ(アイディア)をテストしているところなので、間に合えば、できるだけ早く入れたい」

 信頼性に悩まされ続けた昨年には、聞くことができなかった言葉。ホンダの逆襲が、いよいよ始まる。

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ホンダ辛口コラム モナコGP編:モナコでなければ実現できなかったベストリザルト


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