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投稿日: 2016.06.13 11:18

ベッテル「勝てたのかもしれない。でもチームの戦略を批判する気はない」:フェラーリ カナダ日曜


F1 | ベッテル「勝てたのかもしれない。でもチームの戦略を批判する気はない」:フェラーリ カナダ日曜

 2016年F1カナダGP決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは2位だった。

■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=2位
 すごいレースだったね。1周1周すべてのラップが楽しかった。トロフィーが欲しかった大きさじゃなかったのは残念だけどね。

 戦略についてチームを批判する理由なんて全くない。最初にピットインする時には、もっと速く走れると思った。だから納得してピットに入った。タイヤがこれほどは持たないと予想していたんだ。でも結局は十分持ったね。

 よかったのはマシンがうまく機能していたこと。土曜日がスムーズにいったことで、すごくいいレースができた。

 完璧なスタートを切った。ライトが消えた瞬間にうまく反応できたんだ。他のマシンは見ずに、自分のことだけに集中した。そしたらターン1までに前に出ることができた。

 トップに立ててすごく嬉しかった。うまくプッシュして走ったが、最終コーナーでは少しプッシュしすぎたと思う。

 もちろん1周あたりあと0.1秒とか0.2秒速く走りたかった。あと0.3秒とか0.7秒速く走れたら最高だった。それでもすごいレースだったと思う。戦略についてエキサイトしすぎるべきじゃないよ。

 僕らのチームの戦略部門には最高の人材がそろっている。このマシンが一歩前進したことも分かっている。まだまだポテンシャルがあること、望む位置には到達していないことも分かっている。

 目指しているのは勝利だから、僕らは自分たち自身にとてつもないプレッシャーをかけている。僕らはここでベストを尽くした。今週末、あと一歩のところまでいったから、来週は目指す位置に立てることを願っている。

(優勝したルイス・ハミルトンが1回ストップだったのに対して自分たちが2回ストップを選んだ理由について語り)そういう計画だった。かなり早い段階でそう決めていた。

 チェッカーフラッグまで最速でたどり着く方法としては、そうするのが正しい選択だったと思う。

 トラックポジションは失った。でもタイヤがそれほど長く持つとは思わなかった。

 スーパーソフトがあまりに長く持つのでびっくりした。ソフトは最後まで持った。デグラデーションは予想ほど高くなかった。そのために僕らは勝利を失ったのかもしれない。

 バーチャルセーフティカー(でピットに入ったこと)がアドバンテージになり、2回ストップがうまくいくと期待していた。

 僕は絶対に自分たちの戦略を否定したりしない。他のチームも2回ストップで走っていた。後から考えると他のやり方もあったのかもしれないけど。ピットウォールで決断を下すのは簡単じゃない。チームを批判したりしないよ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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