投稿日: 2016.07.02 17:55
エクレストン、歴史的貢献ボーナスなど分配金の見直しを示唆「成績重視で平等に」
Translation:Kenji Mizugaki
「こういう言い方が正しいかどうか分からないが、私たちは4チームないし5チームに特別な『配慮』をしている。なぜなら、彼らは4~5年前に2020年まで参戦を継続するという長期的な約束を交わし、それに対する代償を求めたからだ」
メルセデスは、コンストラクターズ選手権を勝ち取ればボーナスが支払われる形で契約を結んでおり、これが新しい分配方法のモデルになるかもしれない、とウォルフは示唆した。
「メルセデスが2012年に結んだ契約が、将来の分配金の計算方法のベースになるかもしれない。私たちは、ここ2年間の好成績により分配金の上乗せを得た。選手権を獲得すれば、収入を増やせるという条件を契約に組み入れていたからだ」
エクレストンは「今年中に話をまとめた」上で、現在の契約が終了した後の2021年から新しい方式を採用したいと考えているようだ。2020年以前に新しい計算方法へ移行するには、全チームが一致して賛成する必要がある。
この件についての話し合いは、まだ始まったばかりの段階にある。しかし、歴史的貢献や長期参戦へのボーナスを廃止したいのかという質問に対し、エクレストンは「そうだ。ボーナスはやめる。どのチームも同じ立場にあるのだから」と述べた。
だが、その後に行われたインタビューで、彼は「考えてみてほしい。フェラーリはF1世界選手権が創立されてから、ずっと参戦を続けてきた。それに対して何かしらの見返りがあって然るべきだろう」とも語っている。
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