F1ドイツGP決勝トップ10ドライバーコメント
■レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=3位
スタートはすごくうまくいったし、レースを通してペースがよかった。今週末はここまでいいとは思っていなかった。最大限の結果を出せたと思う。
戦略はいつもうまくいくとは限らない。今日はチームのために、ひとつの選択肢を取り、結果としてフェラーリの前で2位と3位を獲得した。フェラーリに勝つというのが今日の最大の目標だった。
(ニコ・)ロズベルグはブレーキングをものすごく遅らせて、コーナーの入口で曲がっていなかった。あの一件で僕はかなり時間をロスした。彼にコース外に押し出され、おかげでまずい状況に陥った。
その後、チームの戦略としてダニエル(・リカルド)を前に出した。一番大事なのはポイントを稼いでコンストラクターズ選手権の順位を上げることだった。
メルセデスからたった10秒遅れでフィニッシュできたというのは素晴らしいことだ。でも、シーズンが終わるまでにどこまで近づけるかは、まだ予想できない。彼らにはまだ余裕があるかもしれないからね。
これから少し休みが取れるのはうれしいね。家族と過ごして、その後のスパに備える。オランダのファンに会えるのが楽しみだよ!
(ロズベルグとのバトルについて語り)彼はものすごく後ろにいたのに、ものすごくブレーキングを遅らせた。僕に突っ込んでくるかもしれないと思って、道を開けたんだ。
彼は全然曲がっていなくて、ひたすらまっすぐ行っていた。僕がコースの外に出るしかなかった。そうじゃなきゃ、クラッシュしていただろう。あれはいいドライビングじゃないよ。(オーストリアでロズベルグとの接触事故に遭った)ルイス(・ハミルトン)なら分かるだろうけど……。結局、彼(ロズベルグ)は5秒ペナルティを受けた。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 決勝=4位
苦労した末に、期待外れの一日になった。スタートでかなりホイールスピンしてしまった。フォーメイションラップのスタートはよかったから、変だった。そのせいでリードを失い、さらにふたつポジションを落とす結果になった。その時点で難しいレースになることは分かっていた。
マックス(・フェルスタッペン)とのタフなバトルの末に2位に上がれて喜んでいたから、ペナルティを受けてすごく驚いた。
ピットで大量に時間を失ったし、今日はたくさんのことが悪い方向に行ってしまった。それは最終的には大したことではなかったが、ペナルティによってレッドブル勢を倒すことが不可能になった。
全体的に、今までよりもマシンの感触がよくなかった。特に今日はリヤタイヤに問題を少し抱えていた。何がよくなかったのか、エンジニアたちと一緒に分析する必要がある。
今はサマーブレークを楽しみにしている。休み明けにはより強くなって戻って来たい。チームの全員が久しぶりの休みで充電できるよう願っている。
(ペナルティについて語り)びっくりした。あれでペナルティを受けるなんて思っていなかったからね。あれはレースだ。あの時、有頂天になっていた。「すごいぞ、かなり後ろから追い抜いた」と思ってね。
ポジションを上げたことを喜んでいた。それで少なくとも2位は確保できると思ったからだ。そうすればダメージリミテーションになる。
(オーストリア最終ラップでのルイス・ハミルトンに対するアクションと似ているという指摘に対し)位置関係が違う。今回は明らかに僕は前に出ていた。
(Formula1.comのインタビューに答えて)ペナルティがなければレッドブル勢の前にいた。ペナルティが出たせいで彼らにチャレンジできなかったんだ。(4位になったのは)ペナルティのせいだ。