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投稿日: 2018.04.24 13:03
更新日: 2019.01.07 12:45

F1中国GP技術解説(2):フェラーリとメルセデスがバクー市街地用のリヤウイングをテスト


F1 | F1中国GP技術解説(2):フェラーリとメルセデスがバクー市街地用のリヤウイングをテスト

(5)スイス製吸引機

ザウバーC37のノーズ

 こちらはアップデートではないが、ザウバーC37の新たな写真が入手できたので紹介しよう。2015年型フォースインディアを模倣したノーズは、先端に設けた2ヶ所の開口部から入った気流が、ノーズ裏側から排出されるようになっている(青色および黄色矢印)。そのすぐ後ろには、F1基準ではかなり巨大な開口部が控えており(赤色矢印)、Sダクトを経由して後方2ヶ所へと抜けるようになっている。
ザウバーC37のノーズ

(6)ウイリアムズの独創的レイアウト
ラジエターの独創的なレイアウト

 3戦を終えてノーポイントと低迷するウイリアムズの不振の原因が、マシンコンセプトそのものにあるのか、あるいはフォース・インディアのようなシミュレーションデータと実走との食い違いによるものなのか、現時点では不明である。しかしウイリアムズが去年までのコンセプトを、大きく変えたのは事実だ。

 ラジエターの独創的なレイアウトからも、それは明らかである。2つ目のインタークーラー(青色矢印)に対し、ひとつ目のインタークーラー(黄色矢印)は、あえて角度を変え、より傾けた状態で搭載されている。サイドポンツーンに膨らみを少しでも減らそうという努力の表れであることは、言うまでもない。


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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