更新日: 2018.05.28 02:02
F1モナコGP決勝:リカルドが2年越しの優勝で歓喜の“シューイ”、ガスリーは7位入賞
フォース・インディア勢とアロンソもピットインしてポジションはそのまま変わらないが、ガスリーだけはハイパーソフトのままステイアウトして自己ベストを更新しながらウルトラソフトやスーパーソフトに履き替えた後続との差を広げていく。
しかし、30周目を過ぎるとガスリーのペースが落ちていく。37周目についにガスリーはピットインするとサインツの前に戻り実質9番手となる。
ハミルトンは徐々にペースを上げてライコネンを引き離していき、逆にライコネンにはボッタスが襲いかかっていくがパワーユニットがややオーバーヒート傾向でなかなか攻め切れない。
40周目には首位リカルドとベッテルが1.4秒、3番手ハミルトンがそこから2秒、4番手ライコネンはそこから4秒という位置関係になり、6番手はウルトラソフトで走り続けるヒュルケンベルグがつけるが、実質6番手はその後方のオコン、そして3秒差でアロンソ、同じくステイアウトのフェルスタッペン、その1秒後方に新品スーパーソフトのガスリーが続く。
47周目にようやくフェルスタッペンがピットインしサインツの後方、ハートレーの前11番手でコースに復帰する。これで前が開けたガスリーが1分17秒台でプッシュしアロンソの背後につく。
逆にアロンソはギヤボックス不調に見舞われペースが落ちて21秒台にペースが落ちる。アロンソは53周目のメインストレートで失速しターン1でストップ、今季初のリタイアを余儀なくされた。
50周目にようやくピットインしたヒュルケンベルグは8番手サインツの後方に入り、フェルスタッペンを抑え込む。ルノーはチームオーダーで55周目にサインツにヒュルケンベルグを先行させた。フェルスタッペンは57周目のヌーベルシケインでインを突くが接触して抜けず、翌58周目はアウトから仕掛けてややオーバーシュートしながらサインツの前に出た。