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投稿日: 2016.08.14 20:01
更新日: 2016.08.14 20:05

ルノー、人材確保に苦戦中「本気度を信じてもらえない!」


F1 | ルノー、人材確保に苦戦中「本気度を信じてもらえない!」

 ルノーの募集に対し、早い段階で移籍に同意した人々は、来月あたりからチームで仕事を始める予定だと、アビテブールは言う。

「残念ながら、今年のクルマにはもう間に合わない。だが、新たなスタッフが加わった効果は、来年のクルマのパフォーマンスで証明されるはずだ」

 ルノーの本気度に懐疑的な人もいるなかで、彼は現在およそ500人の従業員数を、今年末までに総勢590人に増やしたいと望んでいる。

「特に拒否反応が強かったのは、何人かのエンジニアだ。彼らの名前をあげることは控えるけどね。とはいえ、私たちがもっと簡単に説得できると考えていたのは事実だ。そして、チーム買収後にも何人かのスタッフを失ったが、それもやはり、私たちにはトップチームに返り咲く能力があると信じてもらえなかったからだろう」

「彼らの気持ちも、ある程度までは理解できる。周囲のチームのレベルを見ると、私たちがエンストンを離れていた6年間に、状況が大きく変わってしまったことを痛感する。いまのところ、私たちは下位チームであるという現実を受け入れざるをえないし、私たちが求めているのは、その事実に立ち向かえる強さを持った人々だ」

 先日フェラーリのテクニカルディレクターの職を辞したジェームス・アリソンについて、ルノーが彼の獲得を狙っていると推測する人は多い。だが、アビテブールは次のように述べるにとどめた。

「私たちはジェームスを尊敬している。彼はすばらしい人物であり、エンジニアとして優れたクルマを作ってきた。そして、彼はエンストンのチームを良く知っている。もし彼がルノーに来なかったとしても、それは私たちがジェームスには関心がなかったから、あるいは彼を欲しがらなかったからだとは思ってほしくない。私たちは彼を高く評価しているからね」

「いずれにせよ、いまは現在のチーム組織をうまく機能させようと努めているところで、それが最優先課題だ」


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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