ピレリ「戦術的に興味深いレースが見られた」。11月27~28日に2019年型タイヤテストを実施
2018アブダビグランプリ決勝
メルセデスのルイス・ハミルトン、ウルトラソフト-スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略で優勝
2ストッパーのバルテリ・ボッタス以外の全ドライバーが1ストップ戦略を採用
各チームはアブダビに留まり、2日間テストに臨む。2019年型タイヤを初めて試す
2018年11月25日、ヤス・マリーナ
ルイス・ハミルトンが、予測通りのウルトラソフト-スーパーソフトと繋ぐ1ストップ戦略で、2018シーズン最終戦をポール・トゥ・ウインで制しました。この日、ピレリのタイヤサプライヤー契約が2023年まで延長されることが発表されました。
バーチャルセーフティーカー導入周回中の序盤にピットストップを行なったハミルトンは、スーパーソフトによる48周の長いファイナルスティントを走行しました。
ともにフロントロウからのスタートを逃したフェラーリとレッドブルは、力強いレース運びによって、セバスチャン・ベッテルが2位を、マックス・フェルスタッペンが3位を獲得しました。トップ3チーム中、ただ一人ハイパーソフトでスタートしたフェルスタッペンは、セーフティーカーとバーチャルセーフティーカーの導入にも助けられ、17周のオープニングスティントを走行しました。
ハミルトンは、2018年ピレリ・ポールポジションアワードを受賞しました。ドライバーズパレードが行われる前、今シーズン11回のポールを獲得したハミルトンを讃えて、刻印が施された実物大のレースタイヤがハミルトンに授与されました。
ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント
「ほぼ全ドライバーが予測通りの1ストップ戦略を採りましたが、戦術的に興味深いレースが見られました。また、レースに影響は無かったものの、パラついた雨には皆驚いたことと思います」
「序盤にピットストップを行なったハミルトンがスーパーソフトによる長いファイナルスティント走行した一方、4位を獲得したダニエル・リカルドは逆の戦略を採り、ウルトラソフトによる長いオープニングスティントと、スーパーソフトによる短めのファイナルスティントを走行しました」
「ハイパーソフトでスタートしたマックス・フェルスタッペンは、3つポジションをアップして3位を獲得しました。我々は、これから気持ちを切り替え、来シーズンに向けての作業に集中します」
「火曜日と水曜日、ドライバーたちは初めて2019年型タイヤをテストします。ここでは、比較用に今シーズンのタイヤも使用できます。最後に、素晴らしいFormula1のキャリアを残したフェルナンド・アロンソに敬意を表し、彼の今後の健闘を祈ります」