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投稿日: 2016.09.08 10:00
更新日: 2016.09.08 10:23

今宮純によるイタリアGPドライバー採点&短評“F1らしい”オーバーテイク


F1 | 今宮純によるイタリアGPドライバー採点&短評“F1らしい”オーバーテイク

☆☆ ニコ・ロズベルグ
 予選0.478秒差を考えたら深刻になってしまう。引きずらずに気持ちを切り替えた24時間後、クリーン・スタートを切り、仕掛けるベッテルをソフト・タイヤで突き放し独走。空中表彰台で大観衆にネイティブなイタリア語でサービス、歌まで披露(ハミルトンに見せつけるかのように)。

☆☆☆ セバスチャン・ベッテル
 3戦ぶりライコネンに先行、予選3位は今季5度目ベスト・グリッドでも、ベッテルのフラストレーションは溜まっている。この伝統チームの内情をうかがうにはコメントより首脳陣の顔色や、メカニックたちの表情を注視すると分かりやすい。一言でいうなら<覇気>がもう一つ。それはドライバーにも波及する。懸命な走りで表彰台3位、『沈まぬフェラーリ』をティフォシにアピール……。

☆☆☆ セルジオ・ペレス
 フェルスタッペンをカバーするために15周目ソフトへ、次も早めに28周目ソフトに交換。タイヤ劣化が進むのをのりきり、追ってくるマッサを0.663秒差で抑える8位。ロングスティント「しのぐレース」をやらせたら五本の指に入る。

☆☆☆ ジェンソン・バトン
 バトン対アロンソ、何年も見ていなかった2人のバトル。1周目に最後尾22番手ダウン、そこから競りあがってくる走りに若かりし頃の彼がだぶった。17年以降の新契約が早くまとまり、ここから「ラスト・ラン」に打ち込む。


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