更新日: 2019.03.15 20:29
【開幕戦のトロロッソ・ホンダ】初日走行を終えたアルボン&クビアト、対象的なふたりの感触とコース上での予期せぬ出来事
──久々のF1復帰です。
クビアト:やっぱり、いいよね。テストに続いて今日もずっとスムーズで、2回とも可能な限りの周回がこなせた。生産的な1日だったよ。パフォーマンスに関してはこちらは予想どおりの接戦だ。だから今夜は遅くまで頑張って、予選に向けての伸び代を探さないとね。
──中団勢の中では終始トップグループに入っていました。現時点での実力を忠実に反映した結果と言えますか。
クビアト:バルセロナテストでも手応えは感じていたけど、ここはコース特性もコンディションもまったく違う。それでも、この位置に付けられたのは悪くないと思ってる。純粋なパフォーマンスに加えて、クリーンラップが取れるかどうかも重要な要素だ。
──ロングランのパフォーマンスは?
クビアト:こちらはまだ、十分に分析できてない。今夜のエンジニアのデータ解析を待とうと思ってる。このコースはフルブレーキングの必要なコーナーがほとんどないし、ストレートも短い。当然、オーバーテイクは難しいから前のクルマに詰まってしまえばレースペースも落ちてしまう。でも、今のところはロングランも大きな問題はないはずだよ。とはいえ、ここは全21戦の中でもかなり特殊なコースだ。僕らがどれだけの戦闘力があるか、これから1戦ずつ証明していこうと思ってる。
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新人ゆえにある程度仕方のないこととはいえ、アルボンは翌日の予選をどうするかで頭がいっぱいの様子。一方のクビアトは日曜日のレースを見据えて、予選の展開を考えている。さらにそれだけでなく最後のコメントからは、シーズンをどう戦うかの目配りまで感じさせる、実に印象的な囲み会見だった。