投稿日: 2019.03.30 18:20
更新日: 2019.03.30 19:57
更新日: 2019.03.30 19:57
ホンダF1山本MS部長 初日インタビュー:「レッドブルとトロロッソのいろいろな局面が見られるのが、2チーム供給の醍醐味」
Kunio Shibata
──ルイス・ハミルトンがセッション後、「ホンダはメルセデスの10馬力差まで追い付いた」と言ったようです。それでヨーロッパのジャーナリストたちが、けっこう騒いでます。
山本部長:ほお、そうですか。今はGPS測定で、他チームのデータもわかりますからね。そういえばオーストラリアGPの際にトト(ウォルフ/メルセデス代表)に会った時も、「すごく頑張っているね」と言われました。

──それは、レース後ですか?
山本部長:いや、その前。たしか決勝日の朝ですね。おそらくトトはGPSデータを見て、そう言ってくれたのでしょう。ですので「ありがとう」とお礼を言ってから、「でも、トップは依然としてメルセデスでしょう」と返したら、「いや、これぐらいしかないよ」と、親指と人さし指で、数センチの間隔を作って見せたんです。
──ホンダとの差がですか?
山本部長:そう。ですの僕は両手で、「これぐらいでしょ」と言って、ふたりで笑ったんですけどね。
──ハミルトンの10馬力発言は、根も葉もないわけじゃないんでしょうね。
山本部長:コース上でいっしょに走っていて、そう感じたのかもしれないですね。開幕戦では、自分もタイヤをいたわりながらだったとはいえ、ミラーでマックス(フェルスタッペン)が迫っているのが見えたわけですしね。