更新日: 2019.06.30 06:31
ハミルトンが降格、レッドブル・ホンダのフェルスタッペンがフロントロウに。6人のペナルティでグリッド大変動
今回降格ペナルティを受けるドライバーが多く、グリッドは予選結果とは大きく異なるものになる。
予選で5番手を獲得したマグヌッセンは、ギヤボックス交換で5位降格。ルノーのニコ・ヒュルケンベルグは、シーズン5基目のICE(エンジン)を投入したことで5位グリッドダウンされた。
なお、金曜にパワーユニットの新エレメントを投入し、最後方グリッドからのスタートが決まっていたトロロッソ・ホンダのアレクサンダー・アルボンに関し、チームは土曜に新たにICE(5基目)、ターボチャージャー(4基目)、MGU-H(4基目)、MGU-K(4基目)を入れた。これはすべて制限基数を超えての交換となるため、ペナルティ対象だが、後方グリッドからのスタートというペナルティに変わりはなく、アルボンには土曜時点で19番グリッドが与えられている。土曜の交換についてホンダは、「戦略的理由」と説明している。
マクラーレンのカルロス・サインツJr.は金曜時点でICE(4基目)、ターボチャージャー(4基目)、MGU-H(4基目)、MGU-K(3基目)、エナジーストア(3基目)、コントロールエレクトロニクス(3基目)を入れ、20番グリッドに降格される。
また、ウイリアムズのジョージ・ラッセルは、予選Q1でトロロッソ・ホンダのダニール・クビアトを妨害したと判断され、3グリッド降格およびペナルティポイント1を科された。「63号車(ラッセル)には、ファストラップの26号車(クビアト)が近づいてくることについて、チームから知らされるべきところ、その連絡が適切なタイミングで行われなかった」とスチュワードは説明した。ラッセルは予選19番手だったが、他車の降格により、ペナルティを受けても18番グリッドが与えられる。
これらの降格ペナルティの結果、ポールシッターであるフェラーリのシャルル・ルクレールに並ぶ2番グリッドにフェルスタッペンが繰り上がり、2列目にはメルセデス2台が並ぶことになった。予選9番手だったレッドブル・ホンダのピエール・ガスリーは8番グリッドへ、予選18番手のクビアトは16番グリッドに、それぞれポジションを上げて、レーススタートに臨む。
グリッドは決勝直前までにさらに変更になる可能性がある。