更新日: 2019.08.08 17:17
ボッタス、ハンガリーGPは対ハミルトンの戦い方を考え直すきっかけに。「次は違う考え方をする」
ウォルフは、違うチームのドライバー同士のことでレーススチュワードが容認するようなことでも、メルセデスのチームメイト間においては許されないことが確かにあることを強調した。
「スチュワードがオーストリアでのルクレールとフェルスタッペンのインシデントを容認したとしても、我々はチーム内において正しいことだとは見なさない。だが我々はスペースを残すから、そうしたことは起きないと分かっている」
ボッタスにとっては“混乱状態”だった日曜日のレーススタートについて、ウォルフは「彼にとってはとても不運な半周だった」と言及した。
「期待外れの1日だった。彼はレースに向けてとても気持ちを高めていたし、予選のパフォーマンスは素晴らしかった」
「だが1周目がうまくいかなかった。そこから集団のなかで反撃に出るのは彼にとって難しいことだった」
それでもウォルフは、全体的にハンガリーGPでのチームの仕事ぶりに満足している。ボッタスが最終的に8位まで挽回した一方で、ハミルトンは長い間レースをリードしていたフェルスタッペンを下し、見事な勝利を飾ることになったが、それにはチームの戦略が大きく貢献した。
「信じられないような巻き返しだった」とハミルトンの勝利についてウォルフは語った。
「だから我々はこのスポーツが好きであるし、こうした瞬間は手放しがたいものだ。予想外の結果が出るおかげで、素晴らしい気分になる」
「このような展開になるとは思っていなかったが、戦略チームは非常に良い仕事をし、優れた指示を出した」
「シーズン前半は素晴らしいものになった。12戦中10戦で優勝したのだ。我々は休暇を利用してエネルギーを充電する。そしてスパ・フランコルシャンにはいっそう強くなって戻れることを期待している」