投稿日: 2019.11.01 15:51
更新日: 2019.11.06 20:07
更新日: 2019.11.06 20:07
田辺TD直前インタビュー:ホンダ復帰後100戦目となるF1アメリカGP「いい戦いをファンの人たちに見てもらいたい」
Kunio Shibata
──今週末は非常に気温が低いですが、パワーユニット的にはこちらの方がありがたいですか?
田辺TD:それぞれ、得手不得手がありますから。日本人は、蒸し暑いのが好きですし。
──それは、擬人化しているわけですか?
田辺TD:まあ(笑)。もちろん一般的には、楽ですよ。信頼性的にも楽ですし、空力セッティングとのバランスで、何とか頑張って冷やさないと、というのはありませんから。渋滞にはまって冷えない、ということも起きにくい。
──このサーキットも長いストレートが特徴ですが、パワーユニット的にはそれほどチャレンジングではない?
田辺TD:そうですね。全開率も、さほど高いわけではありませんし。
──鈴鹿ほど、チームごとの戦闘力の差が浮き彫りにはならない?
田辺TD:そこは実際に走ってみないと、わかりませんが。
──フェラーリは、「ストレートが長いから、自分たちが有利だ」と言っています。
田辺TD:それはあくまで、パッケージとしてですよね。純粋にパワーユニットだけの比較では、それほど差はないのかなと。
──アメリカでのレース経験も豊富な田辺さんにとっては、特別なGPのひとつですか?
田辺TD:そうですね。でもそれ以上に思うのは、F1はなかなかこの国に根付いていない。でもホンダのファンやユーザーを含め、レースファンの人たちはしっかりフォローしてくれている。その人たちにきちんといい戦いを見てもらって、さらにF1とホンダのファンが増えれてくれればと思いますね。
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