更新日: 2019.11.19 14:19
レッドブル代表優勝インタビュー:「我々はメルセデスとチェスをしているようなものだった」/F1ブラジルGP
──そして、その戦略は的中し、フェルスタッペンはセーフティカー明けにハミルトンをオーバーテイクし、逆に、ハミルトンとメルセデスは後手に回り続け、アレクサンダー・アルボンに接触し、レース後、ペナルティを受けて、最終的に7位に終わったというわけですね。それで、表彰台へコンストラクター代表として、シュミッツを上げたんですね。
ホーナー:彼女は昨年産休を取り、それを終えてフルタイムでの仕事に戻った。自宅からファクトリーまで通勤にかなり長い時間をかけなければいけならず、毎日4時間もかけて、ファクトリーに勤務しに来ている。それだけ、熱い情熱を持って、この仕事に取り組んでいるということだ。だから表彰台に上がってもらうことで、彼女の努力に報いたかった。今日表彰台でハンナが優勝トロフィーを受け取ったことは、世界中の働くお母さんににとって、素晴らしいことになったと思う。

──最後に今年のホンダの仕事ぶりをどのように評価していますか。
ホーナー:本当にポジティブな一年だった。われわれは1年目にして、すでに素晴らしい関係を築くことができた。両社は本当にうまくいっている。技術的にはホンダの信頼性は抜群だった。今年は、新しいパートナーシップを組む移行の年だったが、すでに多くの栄光を築き上げ、さらに勢いが増しているように感じる。
2020年に向けては、基本的にすべての分野でレギュレーションが変わらない。現在のマシンであるRB15のポジティブな勢いを2020年マシンであるRB16に入れ、ホンダとともにさらなる高みをわれわれは目指している。