更新日: 2019.12.17 14:29
2年越しに掴んだF1フル参戦。ジョビナッツィ、初年度は苦戦も「学んだことすべてが役に立つ」
ジョビナッツィは、2017年に当時ザウバーに所属していたパスカル・ウェーレインがレース・オブ・チャンピオンズに出場した際に背中を負傷したため、彼の代役としてF1にデビューした。この年は開幕戦オーストラリアGPと第2戦中国GPに出場したが、その後はアルファロメオのシートを掴むまでに2年も待たなければならなかった。
チームメイトは経験豊富なベテランのライコネンだったが、ジョビナッツィが初入賞を果たしたのは第9戦オーストリアGP。その後は第14戦イタリアGPと第15戦シンガポールGPで連続入賞を果たし、2020年もアルファロメオからF1に参戦することを発表した直後のブラジルGPでは、2019年シーズンのベストとなる5位に入賞した。
「モンツァとシンガポール、それにブラジルは僕たちにとってベストリザルトだった。この3戦は本当に良い思い出だ。悪い思い出といえば、スパだと思う」
その第13戦ベルギーGPでは、ジョビナッツィは決勝レースの終盤43周目に9番手を走行していたが、プーオン(ターン10)でクラッシュを喫してポイント獲得を逃してしまった。また、チームにとっても特に厳しいレースだった最終戦アブダビGPをトップ10圏外で終えたことにもがっかりしている。
ジョビナッツィはアブダビGPについて、「確かに厳しいレースだった」と振り返った。
「僕たちは(チームメイトとは)異なる戦略を採った。僕はソフトタイヤでスタートして、序盤は良いラップを走っていた。そのあと僕は最初の方にハードタイヤへ交換したドライバーのひとりだったけれど、DRSを使えなくて、ウイリアムズの後ろで詰まってしまった」
「本当に難しいレースだったし、ペースもなかった」
「たくさんの教訓を学んだシーズンだった。メルボルンでスタートラインに戻れば、それらすべてが僕の役に立つだろう。予選とレースの両方に関して、自分が改善してきたやり方には満足している。次のステップに進むのが楽しみだ」
「この冬は懸命に仕事をし、どの部分を改善できるのかを理解して、2020年にもっと良いシーズンを過ごせるようにベストを尽くすよ!」