更新日: 2020.07.12 00:57
ハミルトンが後続を1.2秒突き放す圧巻のPP。フェルスタッペンは最終周にスピン【予選詳報/F1シュタイアーマルクGP】
セッションが最終盤に差し掛かると、7番手以下は2セット目のウエットタイヤを投入し、コース上では視界が悪い中で前後のギャップを確保しクリアラップを取る戦いが繰り広げられる。
残り1分45秒でジョビナッツィがターン9の出口の縁石に乗って挙動を乱し、後ろ向きにバリアにヒットして左リヤを壊す。脱落圏にいたピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)は残り45秒で10番手タイムを出してQ1をクリア。その直後に、ターン4まで走行したジョビナッツィがマシンを止めたため赤旗が提示された。
これでキミ・ライコネン(アルファロメオ)、セルジオ・ペレス(レーシングポイント)、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)、ジョビナッツィ、グロージャンがQ1敗退となった。ウイリアムズのジョージ・ラッセルは12番手で自身初のQ2進出を果たした。
トップは1分18秒188のハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手ランド・ノリス(マクラーレン)、4番手カルロス・サインツJr.(マクラーレン)、5番手ボッタス、6番手ダニエル・リカルド(ルノー)という上位の顔ぶれとなった。
午後4時11分にQ2開始。再び雨が降り出し、ピット出口には各車が並び、またしてもベッテルが先頭でコースへと入っていく。
コース上の水量が増えるなか、ハミルトン、ボッタス、フェルスタッペンが次々と上位タイムを記録していくが残り10分を切ったところでフェルスタッペンは1分18秒155でトップに立つ。フェルスタッペンはこれをさらに1分17秒938まで縮めてきたが、ハミルトンが1分17秒825でこれを上回ってトップに立つ。
セッション序盤に満足のいくタイムを記録できずQ2当落線上にあるルクレールは残り5分でピットインし新品のウエットタイヤを投入。一方のベッテルはステイアウトでアタックをし続けるが、再び雨脚が強まっておりどのマシンもタイム更新は望めない。
結局トップはハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手ノリス、4番手ボッタス、5番手オコンという上位勢となり、11番手ルクレール、12番手ラッセル、13番手ストロール、14番手はターン7で飛び出してしまったクビアト、15番手マグヌッセンというQ2敗退勢となった。
![シャルル・ルクレール(フェラーリ)](https://cdn-image.as-web.jp/2020/07/12002618/XPB_1042063_1200px_5f09da19d97bd-660x439.jpg)