F1メキシコGP 予選トップ10ドライバーコメント
2016年F1第19戦メキシコGP、予選トップ10に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 予選=1位
ここまではとても堅実な週末を送っている。でもQ3は最高の出来ではなかった。ポールは獲得できたが、最高のラップではなかったんだ。セッションを通してタイムを大きく縮めてきていたのに、最初のQ3ラップで大きくタイムを失い、2回目のラップでもさらにロスした。どちらのラップも3つのセクターをうまくまとめることができなかった。まとめられていたら、あとコンマ3秒か4秒は向上できる余地があったと思う。
決勝の話をすると、ターン1までの距離は長いから、スタートが重要になる。でもロングランペースはかなりよさそうだったし、いい方のタイヤでスタートできるから、見通しは明るいよ。
レッドブルはスーパーソフトでスタートするから少しだけ有利だ。でもあのタイヤはひどいグレイニングを起こすだろう。いつもどおり僕らのチームの戦略担当者が素晴らしい仕事をしてくれた。
ソフトタイヤでロックアップやフラットスポットを避けて労わって走ることは簡単ではないだろう。でも今週末、マシンはとても好調だから、明日もこの調子が続くことを願っている。
ここではまだ勝ったことがないので、この最高の観客の前で勝利リストに加えられたらうれしいね。
Q3は今週末の中で一番出来の悪いセッションだった。完璧なラップを走るのはいつだって簡単じゃない。しかも肝心な時にそれをやるのは難しいんだ。タイヤのことを考えると特にね。でも少なくとも路面のグリップは少し上がった。(昨日よりは)レーストラックっぽくなったから、それはよかったよ。
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ニコ・ロズベルグ 予選=2位
今週末は自分のリズムを見つけるのにいつもより時間がかかった。予選の終盤にはマシンの感触にとても満足できるようになり、いいラップを1周走れた。でもルイス(・ハミルトン)の方が少し速かったね。
ポールポジションを獲得できなかったので満足はしていない。でも一方で、2番グリッドからのスタートはそれほど悪くはないと思う。たくさんのチャンスがある。グリッドからターン1までのストレートはとても長い。今年はポールがさほど重要ではないケースが何度かあったしね。
厳しいレースになるだろう。レッドブルにも注意する必要がある。メキシコのファンはエキサイティングな日曜を過ごすことができると思うよ。
(ここまであまり好調でないことについて語り)週末を通してタイヤの温度が低く、うまくやる方法を見つけるのに時間がかかってしまった。でもやっとここまできた。重要なタイミングで1周をうまくまとめられて、フロントロウにつくことができたので、それについては多少喜んでいる。