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投稿日: 2021.04.09 18:44

ドライバーたじたじのQ&A「最近エゴサーチをした?」&昨年のイモラ戦を振り返る【SNSピックアップ今週のF1界】


F1 | ドライバーたじたじのQ&A「最近エゴサーチをした?」&昨年のイモラ戦を振り返る【SNSピックアップ今週のF1界】

●待ち遠しいレース

 ようやく来週に迫った第2戦エミリア・ロマーニャGP。開幕早々3週間のブランクが空いたため、レースの待ち遠しさは関係者も同じようだ。

 アルファタウリのお膝元であるイモラでのレースは昨年11月に引き続き2年連続の開催だ。そこで、昨年の同GPにおけるデータを振り返ってみよう。ちなみにイモラの気候は、平年値を見ると4月中旬と11月初旬は近しいコンディションだ。

 さて予選はメルセデス2台が他を圧倒。一方でピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)が4番グリッドを確保したことが話題になった。決勝レースは最終的にメルセデスがワン・ツーを決めダニエル・リカルド(ルノー)が3位表彰台、ダニール・クビアト(アルファタウリ・ホンダ)が4位入賞というレースだった。

 なおガスリーはラジエター、エステバン・オコン(ルノー)はクラッチのトラブル、ケビン・マグヌッセン(ハース)は異常振動、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)はタイヤバースト、ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)は単独クラッシュが原因でリタイアしている。ロマン・グロージャン(ハース)はトラックリミット違反による5秒加算ペナルティが課され、レース順位が12位から14位へと降格した。


2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP予選結果
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP予選結果

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝順位変動
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝順位変動
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝レースペース
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝レースペース

2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝タイムギャップ
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP決勝タイムギャップ

 順位変動が起きたのは、タイヤ交換やリタイアに伴うものがほとんどで、抜きにくいコース特性がうかがえる。またフェルスタッペンはスタートでハミルトンを交わすも首位のボッタスに蓋をされる。なおボッタスはフロアに他車のパーツが潜り込むハンデを背負っての走行となった。そしてフェルスタッペンは1回目のタイヤ交換でハミルトンにアンダーカットされ先行を許してしまう。タイヤ交換後も42周目までボッタスに抑え込められ首位とのギャップは拡大。ボッタスを追い抜いた後のフェルスタッペンはハミルトンに匹敵するペースで周回しており、メルセデスの戦術が成功した形だ。

 今年はレッドブル・ホンダとメルセデスは2対2の戦いが予想される。これらを加味すると、スタート位置=予選の重みが大きい一戦だ。特に奇数グリッドスタートの数台が順位を上げている点も注目だ。また昨年は苦戦を強いられたアルファロメオの2台が揃って入賞していることから、普段は入賞から遠ざかっているチームは、なんとか前方を陣取れればポイント獲得の可能性もある。


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