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投稿日: 2021.07.01 22:17
更新日: 2021.07.01 22:18

「ひとりだけでも走ってくれたことがパフォーマンスに直結」週末を通して安定感を見せた角田/ホンダ本橋CEインタビュー


F1 | 「ひとりだけでも走ってくれたことがパフォーマンスに直結」週末を通して安定感を見せた角田/ホンダ本橋CEインタビュー

──初日に出たガスリーのデータ異常ですが、FP2を走ることは難しかったのですか?

本橋CE:はい。年間使用基数が厳しく決まっているなかで、リスクを冒してまで走らせることはないです。今シーズンまだ長いですし、後半にペナルティを科されるような事態は避けたかった。そこはチームと相談して、走行を見合わせてしっかり調べようということになりました。

──データ異常自体は、FP1のセッション中に出たのですか?

本橋CE:はい、出ていました。その原因特定や対策が、FP2に向けて間に合わなかった。今まで経験したことないデータ異常だったので、大事を取ることにしました。

──パワーユニットを全交換しようとか、そういう選択肢もなかった?

本橋CE:なかったですね。しっかり原因を特定しようと。もちろん我々も走りたかったですが、見えないところも多かったので大事を取りました。

──それもあって角田はFP2をひとりで、そしてレースも開始早々からひとりで走ることになったわけですが、今週末の戦いぶりはどう見ていますか。

本橋CE:FP2ではチームに役立つ、土曜日以降に繋がるデータをしっかり取ってくれました。ひとりだけでも走ってくれたことが、週末のパフォーマンス披露に直結したと思いますね。

 本人のパフォーマンスも、予選からわりとよかったです。レースではDRSトレインのなかにはまって、タイヤマネージメント的にもけっこう厳しい状況でした。それでもしっかり走ってくれたし、チームからのタイヤについての指示も的確に対応していましたね。それがあって、グリッドより上の順位で完走してくれたのかなと。週末全体を見渡しても、安定して走ってくれた。レースはそういう厳しいなかでも、バトルもしていましたし。たくさんのことを学んだと本人も言っていました。新たな経験が積めたと思います。

 今週末は同じサーキットでの2戦目ですから、違うドライビングスタイルを見せてくれるのではないかなと期待しています。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
2021年F1第8戦シュタイアーマルクGP 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)


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