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投稿日: 2021.07.31 14:22
更新日: 2021.07.31 14:24

ホンダF1田辺TD初日会見:フェルスタッペンの身体とPUの無事に安堵。角田のクラッシュ以外は「ポジティブな結果」


F1 | ホンダF1田辺TD初日会見:フェルスタッペンの身体とPUの無事に安堵。角田のクラッシュ以外は「ポジティブな結果」

──抜きにくいハンガロリンクなので、予選が重要になります。

田辺TD:はい。今日のFP2でも各車がロングランを始めるとかなりトラフィックに引っかかりました。そのあたりのコースに送り出すタイミングが重要ですし、ホンダとしてはどんなときでも走り出せる準備を完了しておくことが、予選で重要なことだと思っています。

──初日は通常だと抑え気味に走ると思うのですが、フェルスタッペンのパワーユニットはエンジンや過給圧など、全開で負荷をかけて確認するとのことでした。その意味で初日としては全開率は高かったのでしょうか。

田辺TD:いえ、いつもより負荷をかけたということはありません。通常のメニューのなかで確認できています。

──セッション中は、HRDさくらといつも以上に頻繁に情報交換をしたのでしょうか。

田辺TD:かなり強い衝撃を受けたということで、さくらとミルトンキーンズに各ユニットを送って詳細確認をしてもらったわけですが、それぞれのエンジニアにはフリー走行前に「データを注視して、何かあったらお願いします」と伝えていました。その後、基本的に問題ないという連絡を双方から受けています。

──「完全に分解して調べられないので、今後何かがボディブローのように効いてくる恐れはある」と、昨日はコメントしていました。初日は40周、約150km走行しましたが、実際にどれほど走行したら、そのあたりの不安は消えるのでしょうか。

田辺TD:正直言ってわかりません。中を開けることができずファイバースコープで覗いた程度ですから、あれだけの精密機械の中で何が起きたのか完全には把握できていません。とはいえ、基本的には大丈夫という認識です。

※注:会見後、ホンダ広報から「ボディブローの一例」として、「たとえばクラッシュの影響で構造に数ミリのずれが入っていて、走行を重ねるうちにそこに力が掛かっていき、壊れてしまうこと」との補足がきた。

2021年F1第11戦ハンガリーGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第11戦ハンガリーGP セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
2021年F1第11戦ハンガリーGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
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