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投稿日: 2016.12.23 07:14
更新日: 2016.12.23 07:16

2016年F1トップ10ドライバー(3)上位3人をカウントダウン。アロンソをも唸らせた、現役ベストは?


F1 | 2016年F1トップ10ドライバー(3)上位3人をカウントダウン。アロンソをも唸らせた、現役ベストは?

■2位 ルイス・ハミルトン

トラブルは不運だったが、自分自身のミスもあった
(メルセデス 優勝10回 ランキング2位)

 ハミルトンは2016年、3年連続でタイトル獲得を成し遂げていてもおかしくはなかった。今年も全チーム中、最も速いマシンに乗っており、シーズン通しての純粋なパフォーマンスで見ると、メルセデスドライバーふたりのうち、優れていたのはハミルトンの方だった。

 ハミルトンは間違いなく、ロズベルグよりも速かった。ポールポジション獲得回数はロズベルグの8回に対してハミルトンは12回だった。エンジントラブルのため、きちんと戦えなかった予選が3回あったにもかかわらず、予選対決で勝っているのだ。優勝回数においてはロズベルグの9回に対してハミルトンは10回、表彰台の回数はロズベルグが16回、ハミルトンは17回だった。

ルイス・ハミルトン
ルイス・ハミルトン

 だがそれでも目的は達成できなかった。ハミルトンはロズベルグに5点差で敗れた。ハミルトンがマシンの信頼性のなさに阻まれたと主張するのももっともだ。だが一方で多くのミスを犯したことが敗北につながったのも確かだ。

 マレーシアGPで首位を走っている際にエンジントラブルが発生し、ポイントを失った。しかし何度もスタートを失敗したことでもさらに取れるはずのポイントを逃している。スタート手順の変更に、ハミルトンはロズベルグほどうまく対応することができなかった。その代償を支払ったわけだ。バクーの予選ではらしくないクラッシュをし、シンガポールではロズベルグのレベルには全く届かなかった。

 ロズベルグは日本GPでタイトルレースの主導権を完全にハミルトンの手から奪い取った。それによってある意味ハミルトンのプレッシャーは軽くなり、本来の姿を取り戻し、終盤4連勝を挙げた。だが残念ながらそのころにはもう遅すぎたのだ。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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