投稿日: 2021.12.21 17:41
更新日: 2021.12.21 17:45
更新日: 2021.12.21 17:45
ホンダF1辛口コラム アブダビGP編:かつての悲惨な状況から見事な挽回
Nick Richards
ホンダがパワーユニットを供給しているレッドブルの活躍を甘口&辛口のふたつの視点からそれぞれ評価する連載コラム。レッドブル・ホンダの走りを批評します。今回はF1第22戦アブダビGPの週末を辛口の視点でジャッジ。
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マイケル・マシがクリスチャン・ホーナーとトト・ウォルフから責め立てられている音声を聞きながら、この年老いた体はこれほどの緊迫した状況には耐えられないかもしれない、と私は思った。私がわめきちらしているのを聞いた妻は、家政婦と一緒にそそくさと庭に逃げ出した。
年齢は人間としての価値を高めていくものであり、年を重ねていくなかで物事の全体像を見る能力が備わっていく(もちろん、それが当てはまらない人間もいることは知っている。たとえば、今もF1で仕事をしている、オーストリア出身の変わり者の年寄りがそうだ)。だから、マックス・フェルスタッペンがシーズン最後の12個のコーナーでタイトルをつかみ取ったことに、正直言って、私は複雑な気持ちになった。