更新日: 2016.04.05 00:03
F1第2戦バーレーンGP 決勝トップ10ドライバーコメント
■メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=3位
いいスタートができなかった。でも前回ほど悪くはなかったよ。ふたつの状況は全く違う。両方とも胸が痛む出来事だけど、今回の方がよりきつかったかもね! メルボルンではひどいホイールスピンが起きた。今回は適切な形で発進させることができなかった。それは僕の問題だ。
ポールポジションからすぐに順位を落とすと連鎖反応が起きる。後方から接触される可能性も高く、ついてないことにターン1でそれが起きた。それでもなんとか順位を挽回し、少なくともポイントを取ることはできた。今回もうまくダメージを最小限に抑えたといっていいだろう。
あの状況なら完走できずに終わってもおかしくないから、これ以上ポイントを取り損ねることがなくてよかった。マシンにかなりダメージがあり、キミ(・ライコネン)についていくことができなかった。必死に戦い、やれる限りのことをやった。でも彼をつかまえるには十分じゃなかった。だから終盤はセーフティカーが出動する場合に備えてタイヤをセーブすることに専念するほかなかった。
今週末来てくれたファンの皆に感謝したい。熱心に応援してもらったし、温かく歓迎してもらった。来年戻って来るのが楽しみだよ。
次の中国までバトルはお預け。でも中国のコースとは長年相性がいいから、次に少し状況が僕に有利な方向に変わってくるといいね。
(スタート失敗について聞かれ)最初(オーストラリアでの失敗)はクラッチが関係している。2回目は他のことで、問題ない。次のレースに向けて解決する。大きな問題にはならないだろう。プロセス全体にどう対処するかで、全面的に僕の過失というわけではない。でも究極的には僕のリアクションの問題で、それが今日タイムロスにつながった。
■レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位
面白いスタートだったね。発進があまりうまくいかなかったので、ターン1入口がカオスになっているのが見えた。これを利用してやろうと思ったら、(バルテリ・)ボッタスと当たって、フロントウイングにダメージを受けてしまった。結構大きなパーツが落ちたみたいだったので、ウイング交換のためにピットに戻らなければならないと最初は思ったが、数周走り続けて、ウイリアムズと戦うことができた。
結局はダメージの影響はそれほど大きくなくて、いいレースができた。終盤は単独走行だったけど、たくさんポイントを稼ぐことができてよかったよ。
■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=5位
まさにアメリカンドリームだ。信じられないよ。オーストラリアで6位を獲得した後、あまり期待しすぎてはいけないと僕は言ったけど、ここでは5位だ。これからもっと改善していける点がたくさんある。ピットストップ、マシンのセットアップをはじめとしてね。でも今はこの結果をチームの皆に捧げたい。昨夜彼らの顔を見たら、皆疲れ果てていた。膨大な作業をしてきたからだ。この結果がいいお返しになるといいね。でもまだ信じられないよ。
決勝中、マシンの感触はよかった。アグレッシブな戦略で走ったが、僕は昔からタイヤをうまく管理して走るのが得意なんだ。このコースでソフト寄りのコンパウンドを使えるのを喜んでいた。セットアップがスーパーソフトでうまく機能したのでいいレースができた。このマシンの基礎は素晴らしい。すべてがうまくいっている。まさかドライバー選手権で5位になれるとは思いもしなかった。キャリア初のことだよ。本当に信じられない。
オーストラリアの6位は多少運に助けられた部分もあったけど、今回は普通のレースで5位だ。まったくすごすぎるよ。
僕らにとってはスーパーソフトで行くのが一番いいと分かっていた。それで新品で3スティント走ったんだ。それを前提にした戦略を立てていた。ウイリアムズ、トロロッソ、レッドブルをオーバーテイクできて楽しかった。いいバトルができた。