投稿日: 2023.10.02 08:14
更新日: 2023.10.02 08:39
更新日: 2023.10.02 08:39
現世代F1マシンも、次第にオーバーテイクしづらい傾向に「今もDRSに頼らざるを得ない」とドライバーたち
Grandprix.com
Translation: AKARAG
2022年F1に大規模な技術レギュレーション変更が行われ、F1マシンのデザインコンセプトが大きく変えられた。狙いは、マシン同士のバトルを容易にすることであり、当初は効果が確認されたものの、2年目の今年、再び同じ問題に直面していると、ドライバーたちは述べている。
新世代F1マシンにおいては、ダウンフォースの大半を、ウイングとボディワークではなく、マシン底面から得ることに焦点が置かれた。グラウンドエフェクトマシンの狙いは、先行するマシンによる乱気流の影響を後続車が受けにくくすることにあった。この“ダーティエア”は、後ろを走るマシンのダウンフォースを最大50%減らす。ライバルに対してダウンフォースが半減するとなると、オーバーテイクは困難というより不可能だ。