【ル・マン現地ルポ1回目】走行距離85km、お値段2億ユーロのフェラーリ288 GTOがお目見え
ル・マンの現場からメカ&ハコ車&スポーツカーマニアの“ヘンタイ”カメラマン、鈴木紳平がお届けするル・マン24時間現地レポートの1回目をテストデー目前のサルトサーキットからお届け。今回はとある都市伝説の解明に挑みます。本人がどう言おうと、とにかく寛大なお気持ちで、ごゆるりとご鑑賞下さい。
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決戦の地“第85回ルマン24時間レース(まだテストデー)”がやってきました。あの日から1年です。単なる外野の私ですが、自分自身心の区切り(ケジメ)をつけるため、『この場所』からスタートしたいと思います。
火曜の夜にル・マン入りした私ですが、宿泊先に行く前にどうしても一目見ておきたくて正面ゲートへ。これで少し心が落ち着きます。
ちなみに、ル・マンへ向かう高速道路の案内標識にはこんなのもあるんですよ。
一夜明け、サーキットに向かいます。先週開催されたMotoGPの名残でしょうか。もう駐車場が汚いったらありゃしません。テントの残骸からキャンプファイヤーの跡、しまいにはソファまで捨てられています。フランスの二輪ファン、恐るべし。
絶賛設営中のパドックへやって参りました。3台体制となった今年のトヨタのピット裏です。
こちらはポルシェのピット裏。まだカラーリングがされていないようですが相変わらずの“建造物”感を醸し出しています。
こちらは、その建造物の内部でございます。通路右手に並ぶ灰色のケースはタイヤウォーマーのケース。ちなみに2階建てです。
こちらは昨年までアウディが使用していたピット前です。朽ち果てたテープが物悲しいですが、ここで私、ひとつの都市伝説を思い出します。
それはアウディ(ヨースト・レーシング)がピット内でクルマをジャッキアップするとき、時間短縮のためフロアジャッキではなくリフトを使用し始めた頃の話。リフトを埋設するためにピットの床に穴を掘り、レースが終わると埋め戻して帰るというものでした。
人づてに聞いたことで、誰に確かめるわけでもなく私のなかで都市伝説化した訳です。確かめてみましょう。