公式ポスターに“あのマシン”が見参!?【WRCモンテカルロ現地情報1】
auto sport編集部の高橋カズキヨです。ついにこの日がやってまいりました、WRCモンテカルロ! トヨタがどれだけやるのか、やれるのかを見届けるべく、本誌取材班も16日(月)から現地入りしております。
「いくぞーっ!」と気合いを入れて、WRCモンテのベースでもあるGAP(ギャップ)の街に来てみたら、いきなりズッコケちゃったのが、モンテのイメージイラスト。マシンがフォルクスワーゲン・ポロR WRCでした(笑)。まぁ、イラストの差し替えも間に合わないですよねぇ。
サービスパーク内ではすでにグッズ販売のブースも出ていますが、オフィシャルTシャツもこのイメージイラストを使用。ワゴンセールのように置かれたTシャツたちも、どこかもの悲しげでした。
16日(月)、17日(火)は、撮影ポイントを見定めるために、フォトグラファー/ジャーナリストの古賀敬介さんとレッキ(Reconnaissance:元は軍事の「偵察(隊)」の意)してまいりました。
目星を付けておいた、SS(Special Stage:競技区間。ここをタイムアタック)のメディアポイント(メディア用撮影エリア)へGO! となったのですが、デイ2に組み込まれているSS3をぐんぐん進むほどに、外気温がマイナスのふたケタ台へ順調に向かっております(笑)。
SS3のスタートから14.93kmの地点では、標高920m、気温マイナス8度に。結局、この日はマイナス12度まで行きました。「そんなに寒くないよ」と古賀さんから聞いていたのですが、どうやら『寒い』の概念が、10年以上WRCを取材してきた古賀さんと、基本的にインドアな僕とでは違っていたようです。
ここの路面は弱シャーベット状といったところ。地形によっても違っていましたが、標高の高いSSのルート上は、陽が当たっている路面はシャーベット状~圧雪状態、日陰はほぼ圧雪でたまにアイスバーンなど、コンディションはさまざま。コーナーは、ガードレールがあるところとないところが混在。
よそ見は禁物とはいえ、「フレンチアルプスの雄大な風景」に見とれている場合じゃありません!