2016.11.22
MotoGP現地情報:終わりと始まりのバレンシア
木曜日の夕方に始まったピットウォーク。大勢のファンにいつまでもサービスをするマルケス。気がつけばすっかり真っ暗。23歳にして5回目のチャンピオン獲得。サインをして一緒に写真に収まる。サインした数だけ、一緒に写真に収まった数だけ熱烈ファンが増えることを彼は知っているかのようだ。それにしても体力があるからこそ成せる技。疲れを知らない若きチャンピオンである。
Moto3クラスの決勝レース。ホールショットを奪ったのは予選3番手から好スタートを切った尾野弘樹。フロントフォークのセッティングに失敗、21位まで後退する悔しい結果だった。とりあえず、これがグランプリ最後のレースとなった。日本GPでは、初PP獲得、初表彰台獲得の3位も最低重量規定違反で失格……。ホンダのサポートライダーは大勢いて順番待ちしている状態。結果を残せなければすぐにシートを失うという厳しい世界。グランプリ復帰に向けての戦いが始まる。
バレンシアの6コーナーのアウト側はマルケス応援席と決まっている。チャンピオンを獲得してホームグランプリに凱旋。2位でフィニッシュして大盛り上がり。見ているだけで楽しい瞬間でもある。