更新日: 2024.08.23 14:54
初開催スタジアム市街戦はトヨタのカミーロがスプリント制覇。マッサが選手権首位浮上/SCB第7戦
「なんと素晴らしい観衆、なんと狂気的で狂おしい叫び! 全員で皆の声援に応えてパレードを歩くのはとても気持ちよかったよ」と続けた3位のバリチェロ。
「ただ正直に言うと、結局ドゥドゥは4位だったし一緒に登るチャンスがあるのではないかと期待していた。でも僕ら親子はそこに到達しつつあり、いつか一緒に表彰台に上ることができるはずさ」
引き続き暑い午後となった日曜はサンパウロ出身の21歳が躍動し、ポール発進を決めた3度のチャンピオンに対し大胆なオーバーテイクを実行。追い抜きの難しい市街地で自ら今季2度目の勝利への道を切り拓くと、義務ピット作業で遅れたセラはここで優勝戦線から脱落することに。
それぞれ今季最高の成績を収めた2位ピケJr.と3位の帝王ブエノを従えたバプティスタが、安定したパフォーマンスを披露して優勝を飾ってみせた。
「信じられないような週末。ストリートサーキットでのデビュー戦で、こんな新しくて挑戦的なトラックに到着し、そこでとてもうまくドライブできたことが本当にうれしい」と、まずは自身の走りに対する満足感を表明したバプティスタ。
「昨日も今日もペースはとても良く、2周目への突入直後にセリーニャ(セラの愛称)を追い抜くことができた。あとは距離を管理し、周回ごとに距離を縮めていくだけだったね」
この勝利により、ポイントスタンディング上でも545点まで伸ばしたバプティスタは、先輩リカルド・ゾンタ(RCMモータースポーツ/トヨタ・カローラ)と同率で並ぶランキング2位に浮上。そのふたりをわずか4ポイント上回るかたちで、日曜9位入賞のマッサが同ランク3位から自身初の首位に立った。そんな2024年のSCBシーズン、続く第8戦は9月7~8日に掛けて、リオグランデ・ド・スル州に位置するアウトドローモ・ヴェロパークで開催される。