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投稿日: 2024.09.13 11:57
更新日: 2024.09.13 11:58

21歳の新鋭たちが躍動しトヨタが表彰台独占。ペテコフ初勝利、バプティスタ兄弟はワン・ツー達成/SCB第8戦


海外レース他 | 21歳の新鋭たちが躍動しトヨタが表彰台独占。ペテコフ初勝利、バプティスタ兄弟はワン・ツー達成/SCB第8戦

 同じく今季6度目の表彰台を獲得し、この時点で選手権首位に返り咲いた2位バプティスタも「僕らはとても早くからカートを始めていて、その頃から一緒に競争していた」と旧知の仲である勝者を称えた。

「今日、僕らはブラジル・モータースポーツのメインカテゴリーに来て、信じられないほど素晴らしい景色を見ている。僕も8番手からスタートして良いレースができたし、今日僕らが何を達成したのか、そして明日は何ができるのか。とても楽しみだよ」

 そう語ったバプティスタは、明けた日曜に主役の座を射止めることになり、スタート以降も首位を守ったポールシッターのラファエル鈴木は、義務ピット消化後に無念のギヤボックス故障を抱えて戦列を去る。

 シリーズ“3連覇”経験者ダニエル・セラ(ユーロファーマRC/シボレー・クルーズ)も巻き添えとなったオープニングラップの波乱以降、静かな展開となったレースは、終盤に首位バプティスタの背後に今季好調を維持するフェリペ・マッサ(TMGレーシング/シボレー・クルーズ)が浮上してくる。

 しかしこのレースウイークでポイントリーダーの座から陥落したマッサは、2位チェッカー後の再車検で車両規定違反が発覚。すぐさま宣告された失格処分に対しチームは控訴する意向を表明したものの、これにより“もうひとりのバプティスタ”である26歳の兄ヴィトールが昇格し、3位にペテコフが続くリザルトとなった。

「信じられない週末で、もう言葉もないよ!」と、このラウンドで獲得可能な137ポイントのうち全体の95%に迫る130ポイントを獲得した21歳のフェリペ・バプティスタ。

「ここまでの8戦で7回目の表彰台を、こうして兄と共有する機会を得られたことは、まさに魔法のようだ。僕らの祖母は先週亡くなったけれど、きっと祖母がこのレースで僕たちを祝福し、ふたりを表彰台に連れてきてくれたんだ……」

 いよいよシリーズ後半戦に突入するSCBの第9戦は国境を越えて隣国アルゼンチンへと向かい、10月4~6日に首都ブエノスアイレスのアウトドローモ・オスカー・ファン・ガルベスにて勝負が繰り広げられる。

21歳の新鋭たちが躍動しトヨタが表彰台独占。ペテコフ初勝利、バプティスタ兄弟はワン・ツー達成/SCB第8戦
南米流『黄金世代』とも言うべき21歳の3名が表彰台に並んだ
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スタート以降も首位を守ったポールシッターのラファエル鈴木は、義務ピット消化後に無念のギヤボックス故障を抱えて戦列を去る
21歳の新鋭たちが躍動しトヨタが表彰台独占。ペテコフ初勝利、バプティスタ兄弟はワン・ツー達成/SCB第8戦
実兄のヴィトール・バプティスタ(スクーデリア・キアレッリ/トヨタ・カローラ)を2位に従え、文字どおり表彰台を家族で祝った


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