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投稿日: 2017.05.02 19:10
更新日: 2017.05.02 19:12

TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第9戦リッチモンド レースレポート


海外レース他 | TOYOTA GAZOO Racing 2017年NASCAR第9戦リッチモンド レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第8戦 ToyotaCare 250
開催日:4月29日

終盤の多重クラッシュで“トヨタ・カムリ”勢は無念の脱落

 4月29日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第8戦「ToyotaCare 250」がリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで開催された。

 今大会は、19歳のカイル・ベンジャミンが“トヨタ・カムリ”でエクスフィニティ・シリーズにデビュー。ベンジャミンは15歳の時に下位カテゴリーであるARCAシリーズで最年少優勝を果たすなど将来有望な若手ドライバー。

デビュー戦で2番手グリッドから好走を見せたカイル・ベンジャミン(#20)
デビュー戦で2番手グリッドから好走を見せたカイル・ベンジャミン(#20)

 このベンジャミンに加え、昨年のシリーズチャンピオンである25歳のメキシコ人ドライバー、ダニエル・スアレツ、そして今季よりシリーズにフル参戦している地元バージニア州出身の20歳、マット・ティフトという若手主体の布陣でトヨタ勢は今大会に臨んだ。

 29日(土)決勝直前に行われた予選では、デビュー戦のベンジャミンが最前列2番手グリッドを獲得。スアレツが3番手につけた。

 午後2時15分、0.75マイルショートオーバルを75周、75周、100周の3ステージ合計250周(187.5マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタート。

スアレツ、ティフトがハンドリングに苦しむなか、デビュー戦のベンジャミンがステージ1は5位、ステージ2も6位と好走。スアレツもディフェンディングチャンピオンらしい走りでトップ10圏内をキープした。

 好走を見せていたベンジャミンだったが、残り11周というところで出されたコーション時、予定外のタイヤパンクに見舞われ痛恨の後退。

デビュー戦で2番手グリッドから好走を見せたカイル・ベンジャミン(#20)
デビュー戦で2番手グリッドから好走を見せたカイル・ベンジャミン(#20)

 残り5周で再スタートが切られたが、直後に6台が絡む多重クラッシュが発生し、トップ10圏内につけていたスアレツ、追い上げを狙っていたベンジャミンもこれに巻き込まれてしまった。

 レースは赤旗中断の後、延長されて“オーバータイム”の再スタート。しかし、ファイナルラップに入ったところで再び多重クラッシュ。

 トップ10圏内を伺う位置につけていたティフトが巻き込まれ、レースはその時点で順位凍結。トヨタ勢はディラン・ラプトンの12位が最上位という厳しい結果に終わった。

 次戦第9戦は5月6日(土)、タラデガ・スーパースピードウェイで行われる。

ドライバー カイル・ベンジャミン
「最後に起こったことを除けば本当にポジティブで、多くのことを学べた。素晴らしい“トヨタ・カムリ”でレースを戦えて本当に嬉しい」

「シリーズのトップドライバー達とのレースは本当にハードで、これまでのカテゴリーとは全く違った。また彼らと戦いたいし、次はもっと上手くやれるはずだ」

「終盤、タイヤパンクでポジションを落とすこととなり、前にいた車両が多重クラッシュしたので逃げられなかった。厳しいレースの終わり方となってしまったが、それ以外はとても良い一日だった」


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