更新日: 2017.07.13 14:51
プレマ・セオドールレーシング 2017年FIA F2第5戦オーストリア レースレポート
#2 アントニオ・フォーコ
レース1はすごく良いスタートが決められ、レース中盤まではタイヤをいたわる事を第一に考えて走っていました。
第1スティントの最後の方はかなりタイヤがタレてきてしまいシャルルよりも先にピットインすることにしたんだ。
スーパーソフトに履き変えてコースに戻った時はローランドの後ろだったけど、彼を抜き去る事ができたのは良かったね。
けれどそこからのタイヤのタレが大きくなってきてレース終盤はもの凄くキツかったよ。
ラティフィがもの凄い速さで迫ってきているのはミラーで見えていたから、無理に抵抗してタイヤを壊すことを避ける為に彼を先に行かせ、ローランドから3位を守ることに集中したんだ。F2で初めて表彰台に立つことができて本当に良かったよ。
レース2も良いスタートを決めて4位に上がりセーフティカーが開けたところでローランドにアタックしていったんだ。ターン4で並んでコーナーに入っていったのに彼は僕をクレイジーなくらいに押し出してきた。
彼は手前のストレートで2度も進路を変えてきたしブレーキングでも動いた
とてもフェアなドライビングだったとは言えないと思う。フェアかどうかの限界を超えていたかどうかは僕が判断すべき事じゃないかもしれないけど、限界ギリギリの線だったことは間違いないだろう。
結果的にシャルルが追突して彼がレースを終えることになってしまったのは残念だけど、彼に何が起きたのかはまだ映像を見ていないからはっきりとは把握できていないんだ。
タイヤをロックさせてしまいフロントタイヤの両方ともフラットスポットを作ってしまったのであの後はペースを維持するのは楽ではなかった。
そのせいで最後に1台抜かれてしまったんだ。クルマ自体はとても良かったのに残念だよ。それでも両レースともに多くのポイントを獲得できたことは悪くなかったと思う。
ここまでは不運が多くて良いレースができていなかったけれど、ようやく本来の速さが出せるようになってきたし間違いなく正しい方向に向かいはじめている。
次のシルバーストンでも良い走りができると思うしさらにプッシュしていくよ。
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