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投稿日: 2017.08.02 12:19
更新日: 2017.08.02 12:21

プレマ・セオドールレーシグ 2017年FIA F2第7戦ハンガリー レースレポート


海外レース他 | プレマ・セオドールレーシグ 2017年FIA F2第7戦ハンガリー レースレポート

#1 シャルル・ルクレール

 予選では素晴らしい走りを見せることができたけど、ちょっとした間違いが原因でその走りが無効になってしまった。そのパーツの素材が何だろうが速さとは直接的に何の関係もないのにね。でも僕らが圧倒的な速さを持っていることは明らかだし落ち込んではいないよ。
 
 フィーチャーレースは19番グリッドから4位までとにかくプッシュし続けた。
ハンガロリンクはオーバーテイクが難しいサーキットだから、まさかあんなにポジションを上げられるなんて思ってもいなかったよ。

 予選がそうだったようにペース自体はかなり速かったし、同じ戦略を採ったアーボンの後ろに引っかかって少しタイムロスをしてしまったけど、彼を抜いてからは良いペースで走れたね。
 
 そもそもがセーフティカーが入ることを想定して選んだプライムタイヤでのスタートの戦略だったけど、実際にセーフティカーが良いタイミングで入って僕に味方してくれたのも大きかったね。良い戦略を立ててくれたエンジニアに感謝しているよ。
 
 スプリントレースは終盤にトラブルを抱えるまではとても良いレースができていたから残念だよ。クラッチがスリップして4速、5速、6速に入れられない状態で走っていたんだ。そのせいでペースが落ちてしまった。
 
 まだタイヤは良い状態だったし実際にファステストラップも記録できていたから、あそこから攻めて表彰台まで行くことも可能だったから本当に残念だよ。

シャルル・ルクレール 2017年FIA F2第7戦ハンガリー
シャルル・ルクレール 2017年FIA F2第7戦ハンガリー

 時としてレースにはこういうこともあるし、ある意味では優勝するよりもこちらの方がレースの本質というものを表わしているのかもしれない。

 個人的には今週はトラブルが多すぎたと思うけど、今週末は予選でライバルに0.5秒の差を付け、週末を通して素晴らしいパフォーマンスを見せることができた。
 
 予選失格でもレース1で4位、レース2でもトラブルを抱えながら4位になれたのは素晴らしい結果だと言えるし、いくつか獲れるはずのポイントを逃したとはいえ選手権ではまだ50ポイントもリードしていること自体が僕らの速さを示していると思う。
 
 だから落ち込む必要はないけど、今後はこのようなトラブルを二度と繰り返さないように全力で戦わなければならないね。

#2 アントニオ・フォーコ

 予選はとても良い走りができたし4番グリッドという良い結果を手にすることができた。スプリントレースのスタートは問題なかったし、ピットストップまでは上手くレースをマネージメントすることができていたんだ。

 けれどピットストップで問題が起きてしまった。チームがミスを犯して左フロントのホイールナットがきちんと嵌らないまま僕を送り出してしまい、僕はピットレーンの出口でストップするしかなかった。

 そこでメカニックが来るのを待っていたんだけど、エンジンに問題が起きてスイッチをオフにするしかなかった。それでレースはオシマイだ。もちろんチームは最大限の結果を手にするために全力で戦ってくれているし、だからこそ時にはこういうことも起きてしまうから、それ自体は仕方のないことだと思っているよ。
 
 スプリントレースは突然エンジンが止まってしまったんだ。今現在、データをチェックしているけど今のところはまだ何が起きたのか分かっていない。
 
 ピットからスタートして走り始めてからのペースは良かったけど、前のクルマに追い付いてしまうとハンガロリンクでは追い抜きが難しいから本来のペースで走ることは簡単ではなかった。

 ピットストップしてタイヤを換えるとフィーリングは凄く良くて、そこから5~6周は1分29秒台で走り続けることができて、その時点でのファステストラップも記録できた。

 今週末は、充分な速さがあることを示せたと思う。けれどそれが結果に繋がらなかった。とにかくあとは僅かばかりの運だけだった。夏休みの間に気持ちを入れ換えて、次のスパではまた本来にポジションに戻って全開で走れると信じているよ。


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