NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2017第28戦ロードン レースレポート
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第17戦 UNOH 175
開催日:9月23日
C.ベルが“プレーオフ”初戦を制し次ラウンド進出
トヨタ・タンドラトップ4独占
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第17戦「UNOH 175」が9月23日(土)にニューハンプシャー・モーター・スピードウェイで開催された。
トラック・シリーズも終盤の7戦で争われる“プレーオフ”に突入した。プレーオフ第1ラウンドに進出した8名の中に、トヨタ勢ではクリストファー・ベル、マット・クラフトン、ベン・ローズの3人が入っており、タイトル獲得を目指す。
23日(土)午後1時18分、1.058マイルオーバルを55周、55周、65周の3ステージ合計175周(185.15マイル:約300km)して競われる決勝レースがスタート。
22歳のベルと19歳のグラッグソンが最前列に並んでスタートを切り、その後、20歳のローズも加わり、トヨタ・タンドラを駆る若手のワン・ツー・スリー体勢に。
ステージ1終盤はベルとグラッグソンによる首位争いとなったが、残り10周でベルが首位浮上。ローズも最後に2位、グラッグソンが3位、クラフトンが6位、ライアン・トゥルーエクスが7位、17歳のギリランドが8位、エンフィンジャーが9位に入った。
ステージ2スタート前のコーションでは、大半がタイヤを4本交換するところ、2本交換作戦を採ったクラフトンが首位に浮上。ベルが3位、グラッグソン4位で再スタートが切られたが、その直後にグラッグソンがスピンを喫し、他車と接触。
70周目のリスタートでベルがクラフトンをかわし、ステージ2もベルが制覇。クラフトンが2位、ライアンが3位、エンフィンジャーが4位、ローズが7,ギリランドが8位に入った。
ステージ3では、上位5台が2本タイヤ交換作戦を採ったため、ベルは6位へ後退して再スタート。2本交換作戦のライアン・トゥルーエクスが2列目4位から好ダッシュを決めて首位に浮上。これを追ったローズとの首位争いに、ベルが加わり、トヨタ・タンドラの若手による三つ巴のバトルとなった。
131周目、それまで首位だったローズが再スタートで出遅れ8位へ後退。最後はベルとライアン・トゥルーエクスが首位を争って激しいバトルを展開した。このバトルは、残り15周で首位に立ったベルが制し、今季5勝目。“プレーオフ”初戦を制し、次ラウンド進出を決めた。
惜しくも初優勝はならなかったライアン・トゥルーエクスは2位、ギリランドが3位、エンフィンジャーが4位で続き、トヨタ勢がトップ4独占。また、プレーオフ進出組のクラフトン、ローズも6,7位と着実にトップ10フィニッシュを果たし、“プレーオフ”ランキングでは3,4位と好位置につけている。
次戦第18戦は9月30日(土)に米国西部ネバダ州ラスベガスのラスベガス・モーター・スピードウェイで開催される。
ドライバー クリストファー・ベル
「カイル・ブッシュ・モータースポーツ(KBM)の一員として走れるなんて、それだけでも夢が叶ったも同然だ。彼らが用意してくれる本当に素晴らしいトヨタ・タンドラで走れるということ自体が名誉だ」
「トヨタ、TRD-USA、KBMの全ての関係者に感謝する。“プレーオフ”初戦で勝てたのは大きい。次戦ラスベガス、特にその次のタラデガにノープレッシャーで勝ちを狙いに行ける。今年5勝を挙げられたなんて信じられない。支えてくれた皆のおかげで得られた勝利だ」