更新日: 2018.04.06 22:16
F2開幕戦に臨む福住仁嶺「今年はセッティング能力を学んで結果を積み上げていく」
──ドライバーの力関係も、同様ですか?去年のF2は、シャルル・ルクレールがぶっちぎりだったわけですが。今年のチャンピオン候補は?
福住:全然わからないです。
──飛び抜けた存在がいないってこと?
福住:今のところは。でも去年のルクレールも、テストは微妙だったけど、本番はコンマ5秒速かったですから。今年もほんと、わからないです。いざ本番で、ええ~?!ってヤツが出てくるかもしれない。何でこんなタイム出るの?みたいな。
──エンジニアとの共同作業もうまく行っている?
福住:ええ。ただ、ちょっとうまく行かない時とか、揉めそうになることがありますね。ちょっと焦るタイプで、性格がちょっと合わないかも(苦笑)。僕が合わせないといけないんですけど。
──クルマの仕上がりには、今のところは満足している?
福住:そうですね。単純に組んだばかりなので、意思の疎通の問題かもしれません。
──腕がずいぶん太くなったようだけど、意識して鍛えた?
福住:しました。今だから言いますけど、去年はGP3でも疲れることがあって。今回F2のテストでは、3日間ぶっ通しで走っても、全然大丈夫でした。
──トレーニングの効果が出た?
福住:そうなんでしょうね。F1はこんなもんじゃないでしょうし、しっかり鍛えないと。F2なら2時間走り続けても大丈夫です。
──スーパーフォーミュラとF2マシンの違いは?
福住:全然違いますね。SFの方がタイヤもいいし、ただ1回でいいタイムを出さないと、2回目がないところは同じですね。F2に乗って、すぐにSFに乗り換えても、すぐに適応できる自信はあります。SFはブレーキも同じカーボンなのに踏力まったく要らなくて、どこが限界なんだろうってわからないくらいですけどね。
コーナリングは、F2は真っすぐの状態でしっかり止めて、くいっと曲げて行く。なるべくコーナリングしないみたいなイメージですね。いかに出口でスピードを乗せるか。それがSFは、進入で頑張って、ボトムを上げる感じです。