更新日: 2018.07.19 17:26
NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 第19戦ケンタッキー レースレポート
モンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第19戦ケンタッキー
マーティン・トゥルーエクス・Jr.がケンタッキーを2年連続で制し今季4勝目!
米国におけるトヨタ・カムリの生まれ故郷とも言えるケンタッキーで、NASCARのトップ3カテゴリーが3日連続開催。カップ・シリーズでは昨年のケンタッキー戦も制したマーティン・トゥルーエクス・Jr.がポールポジションから全ステージ制覇で2年連続勝利を達成しました。
エクスフィニティ・シリーズではクリストファー・ベルが後方スタートから追い上げ今季2勝目。トラック・シリーズでは上位争いを繰り広げた若手勢3台がトップ10フィニッシュを果たしました。
Monster Energy NASCAR CUP SERIES
第19戦 Quaker State 400
開催日:7月14日
マーティン・トゥルーエクス・Jr.がケンタッキーを2年連続で制し今季4勝目!
7月14日(土)、米国中東部ケンタッキー州スパルタのケンタッキー・スピードウェイでモンスターエナジー・NASCARカップ・シリーズ第19戦「Quaker State 400」が開催されました。
ケンタッキーは米国におけるベストセラーカーである市販車のトヨタ・カムリが生産されている工場があり、トヨタ・カムリの生まれ故郷とも言うべき地です。
2000年オープンのケンタッキー・スピードウェイは、当初はエクスフィニティ・シリーズとトラック・シリーズのみが開催されてきましたが、2011年よりカップ・シリーズも行われるようになりました。
トヨタ勢はカップ・シリーズの初開催となった2011年にカイル・ブッシュが勝利を挙げ、以来7年間で4勝。昨年はマーティン・トゥルーエクス・Jr.が勝利を挙げています。
年間36戦で行われるカップ・シリーズもいよいよ後半戦に入りました。今季の前半戦は、カイル・ブッシュとケヴィン・ハーヴィック(フォード)がそれぞれ5勝、トゥルーエクス・Jr.が3勝で、この3人で18戦中13勝を挙げるという圧倒的な強さを見せています。
そんななかで、前戦デイトナで若手エリック・ジョーンズが初勝利を挙げたように、新たな勝者が生まれるのか、後半戦の戦いに注目が集まりました。
14日(土)午後7時47分、1.5マイルオーバルを80周、80周、107周の3ステージ合計267周(400.5マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。ポールポジションは今季4度目のトゥルーエクス・Jr.。そして、前戦初勝利を挙げ、今大会も練習走行から好調なエリック・ジョーンズが2番手グリッドにつけ、トヨタ・カムリが最前列に並んでスタートを切りました。
トップをキープしたトゥルーエクス・Jr.が後続をじりじりと引き離して行くのに対し、エリック・ジョーンズはハンドリングに苦しみ後退。ステージ1は、トゥルーエクス・Jr.が逃げ切ってトップチェッカー。5番手スタートからポジションを上げたカイル・ブッシュが3位、ダニエル・スアレツが7位となりました。
ステージ2は、スタート前のコーション時にピットインしなかった車両とタイヤを2本のみ交換した車両がいたため、4本交換したトゥルーエクス・Jr.は3番手からのスタートとなりましたが、98周目に首位奪還。カイル・ブッシュはトップ5圏内を伺う位置での走行を続けていましたが、109周目のコーション時、2本タイヤ交換でトゥルーエクス・Jr.に続く2位へとポジションアップ。
そのままトゥルーエクス・Jr.が首位、カイル・ブッシュが2位でステージ2を終えました。これでトゥルーエクス・Jr.は、今季5度目のステージウィンとなりました。