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投稿日: 2018.11.07 07:30
更新日: 2018.11.06 18:04

NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018年第34戦テキサス レースレポート


海外レース他 | NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018年第34戦テキサス レースレポート

NASCAR XFINITY SERIES
第31戦 O’Reilly Auto Parts 300
開催日:11月3日

ブランドン・ジョーンズが6位フィニッシュ

 11月3日(土)にNASCARエクスフィニティ・シリーズの第31戦『O’Reilly Auto Parts 300』がテキサス・モーター・スピードウェイで開催されました。
 エクスフィニティ・シリーズも残すところ3戦。トヨタ勢ではルーキーながら今季最多の6勝を挙げているクリストファー・ベルがプレーオフの8人に残っており、最終戦ホームステッドでタイトルを争う4人に入るべく争っています。しかし、ベルは前戦カンザスで1周目にクラッシュを喫しレースを終えており、最終戦進出へ向け好成績を目指し臨みました。

 3日(土)午後3時50分、1.5マイルオーバルを45周、45周、110周の3ステージ合計200周(300マイル:約480km)して競われる決勝レースがスタート。今季5度目のポールポジションからスタートを切ったベルでしたが、第2ターンで単独スピン。幸いにもどこにも接触せず立て直しましたが、タイヤ交換のためにピットインを余儀なくされ、25位へ後退してしまいました。
 
 一旦は後退したベルでしたが、イエローコーションの多発したステージ1前半戦で少しずつ追い上げていき、41周目にはトップ5へ浮上。ステージ1は4位で貴重な7ポイントを獲得。チームメイトのライアン・プリースが8位、ブランドン・ジョーンズが10位でともにポイント獲得を果たしました。

6位フィニッシュを果たしたブランドン・ジョーンズ
6位フィニッシュを果たしたブランドン・ジョーンズ

 プレーオフからは最初のラウンドで脱落したものの、ランキング上位を争っているブランドン・ジョーンズはステージ2前のピット作業でミスがあり、ペナルティで後退しましたが、その後追い上げてトップ10圏内へと復帰。

 ステージ2はプリースが3位、ベルが5位、ブランドン・ジョーンズは10位とふたたび3台揃ってポイント獲得。ブランドン・ジョーンズはステージ3最初の再スタートでスピンを喫しましたが、ダメージはなく、首位と同一周回に留まりふたたび追い上げました。

 このステージ間にピットインせず、首位に立ったベルはステージ3の序盤首位を快走しましたが、133周目、上位争いのなかで他車に接触されて壁にクラッシュ。2戦連続でのリタイアを余儀なくされてしまいました。

 これによるイエローコーションからの再スタートが切られて間もなく、4位を争っていたプリースとブランドン・ジョーンズがサイド・バイ・サイドのバトルの末に接触。プリースは壁にクラッシュしてレースを終えることに。

 トヨタ勢で唯一残ったブランドン・ジョーンズは残り50周ほどでのバトルの中でトップ10圏内に浮上。最後は燃費勝負になるかと思われましたが、188周目にクラッシュによるイエロー、194周目にも7台が絡む多重クラッシュが発生。ブランドン・ジョーンズは6位でチェッカーを受けました。

 ベルは2戦連続のリタイアにより、プレーオフランキングで7位に後退。脱落ラインからは34ポイント離されており、次戦フェニックスへは必勝を期して臨むこととなります。春のフェニックス戦で4位フィニッシュを果たしているベルの活躍に期待がかかります。

 次戦第32戦は11月10日(土)、ISMレースウェイで行われます。

ブランドン・ジョーンズ

「もう少し上のポジションを望んでいましたが、何度かスピンしたことを考えれば満足行く結果です。最後は全車、タイヤが限界で燃料もギリギリだったはずです」

「私は何とか最後まで走り切ることができるはずだったので、他のライバルが燃料切れに見舞われることでもう少し順位が上げられると思っていました。結果的には悪くないレースでしたし、残り2戦が楽しみです」


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