更新日: 2018.11.06 18:04
NASCAR:TOYOTA GAZOO Racing 2018年第34戦テキサス レースレポート
NASCAR CAMPING WORLD TRUCK SERIES
第21戦 JAG Metals 350
開催日:11月2日
首位走行のT.ギリランドが最終周痛恨の燃料切れ。
プレーオフドライバーB.モフィットが3位
NASCARキャンピング・ワールド・トラック・シリーズ第21戦『JAG Metals 350』が11月2日(金)にテキサス・モーター・スピードウェイで開催されました。
他のシリーズよりも少ない全23戦で争われるトラック・シリーズですが、終盤3戦は他のシリーズとの併催でプレーオフ最終戦へ向けた争いとなります。トヨタ勢ではブレット・モフィットとルーキーのノア・グラッグソンが現時点での6人の中に残っており、上位4名がタイトルを争う最終戦に進出すべく健闘を続けています。
![3位、10位でフィニッシュし、プレーオフ3位、4位で最終戦進出に挑むブレット・モフィット(#16)とノア・グラッグソン(#18)](https://cdn-image.as-web.jp/2018/11/06175748/TGR_00012-300x200.jpg)
2日(金)午後7時42分、1.5マイルオーバルを35周、35周、77周の3ステージ合計147周(220.5マイル:約350km)して競われる決勝レースがスタート。3周目にボー・リマスタス、13周目にデイビッド・ギリランドがクラッシュを喫するなど序盤から波乱の展開に。
ステージ1はクラッシュによるイエローコーション下で終了。予選前の練習走行でコースレコードを更新するタイムをマークするなど速さを見せ、自身今季最上位となる4番手からスタートを切ったモフィットが5位。グラッグソンが6位でともにポイントを獲得。トッド・ギリランドが10位。
グラッグソンはステージ2スタート前のコーション中、ピット作業のミスでペナルティを受け、23位に後退。加えて再スタート直後の多重クラッシュにも巻き込まれ、車両右後部にダメージを負ってしまいました。
その後も2度にわたってコーションが出され、ステージ2もイエローコーションのままチェッカー。モフィットが6位、トッド・ギリランドが9位。グラッグソンも11位まで追い上げてステージを終えました。
ステージ3は、荒れた前半戦から一転、イエローコーションの全く出ない展開となり、残り30周ほどとなったところで次々にグリーンフラッグ下でピットイン。前車がピットを終えた時点で、18歳のトッド・ギリランドが首位に立ち、2位以下に4秒以上の大差をつけての独走態勢となりました。
そのままトッド・ギリランドが自身初勝利を挙げるかと思われましたが、ファイナルラップ、あと半周というところでトッド・ギリランドがまさかの燃料切れに見舞われスローダウン。後続に次々にかわされ、初勝利は叶わず。トヨタ勢ではモフィットが最上位の3位。トッド・ギリランドは4位。18歳ハリソン・バートンが6位、グラッグソンは10位でフィニッシュ。
レースはプレーオフドライバーが勝利したため、モフィットとグラッグソンはプレーオフランキングで3位、4位に後退。トップ4を堅守し、最終戦への進出権を得るべく、次戦フェニックスに臨みます。
次戦第22戦は11月9日(金)にISMレースウェイで開催されます。
ブレット・モフィット
「我々のトヨタ・タンドラは本当に好調でした。原因はわかりませんが、ピットストップ時に右前ホイールが外れず、順位を落としてしまいました。このレースはコース上でのポジションが本当に重要です。ピットでポジションを落としたことがロングランで響いてしまいました」
「しかし、何とかポジションを取り戻し、上位でフィニッシュできたので、ポイントの面では良い夜だったと思います」