DTM最終戦:モルタラが優勝を果たすも、ウィットマンが王者に輝く
12周目、上位争いをするビエトリスがいちばんにピットイン。19周目にブロンクビストが入り、23周目終わりでモルタラがピットイン。ウィットマンも後を追う。
モルタラはトップをキープしてコースへ復帰。一方、ウィットマンは、ビエトリス、ブロンクビスト、そしてポール・ディ・レスタ(メルセデスAMG C63 DTM)にも交わされてしまう。
ペースの上がらないブロンクビストは28周目にディ・レスタ、ウィットマンに交わされ5番手に後退。さら翌周には7番手まで下がってしまう。
上位争いに動きはないまま時間は過ぎ39周目にファイナルラップを迎える。モルタラはトップをキープし1位でチェッカーを受ける。2位にビエトリス、3位にディ・レスタが入り、ウィットマンはチャンピオン獲得圏内となる4位をキープ。モルタラと4ポイント差で2016年のシリーズチャンピオンに輝いた。
2014年以来となる2度目のタイトルを獲得したウィットマンは、「激動のレースだった。エドアルドはとても強かったよ。2014年以来のタイトル獲得を信じられない感じだね、本当に素晴らしいことだ」とコメント。
BMWがドライバータイトルを獲得したのは、1987、1989、2012、2014年に続く5度目となる。モルタラ擁するアウディ・スポーツチーム・アプト・スポーツラインがチームチャンピオンに輝き、マニュファクチャラータイトルもアウディが獲得している。