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投稿日: 2022.01.21 12:37
更新日: 2022.01.21 12:39

Gen3規定マスタング&カマロZL1が2022年初テスト。シリーズは“国際戦”復活を模索/RSC


海外レース他 | Gen3規定マスタング&カマロZL1が2022年初テスト。シリーズは“国際戦”復活を模索/RSC

「テストでの我々の仕事の一部は、これらの機能部品を検証し、コンポーネントをさらに開発、最適化することだ。2023年には25台もの車両に対して納品する必要があるからね」と続けるヘイステッド代表。

「もし検証プロセスにエラーが発生した場合、Gen3車両の導入プログラムは一時停止を強いられることになる。ただでさえ、世界的サプライチェーンの影響で1年延期を余儀なくされている……というのにね」

「したがって、このプロセスの一部は新規定車両が信頼でき、目的に合致していることを確認するための適合テストになる。すでに我々はいくつかの課題を発見しているが、2023年より前にそれらを修正できる点が重要で、それ自体はとても良いことだ」

 そのGen3車両が最初のデモンストレーション走行を披露した2021年12月、クリスマスを前にショーン・シーマーからシリーズCEOを引き継いだ新代表ハワードは、このGen3規定車両の登場がシリーズの国際展開において「重要なパートを担うことができるはずだ」と、新たな可能性に言及した。

「私も昨年のバサーストでGen3のプレミアとデモランを目撃したが、それは非常にエキサイティングなものだった。2台はともに美しく設計されたレースカーであり、ショールームでのエクステリアを反映しており、より多くのメーカーに門戸を開くことができると感じたんだ」と続けるハワードCEO。

 スーパーカーとしては2001年にニュージーランドで初の海外戦を実施して以降、2005年から2013年にかけて、アブダビ、バーレーン、中国、そして北米テキサスのCOTA(サーキット・オブ・ジ・アメリカズ)でレースを開催してきた。

「私自身、中国でのこけら落としの場に立ち合い、その後、バーレーン、アブダビをスタンドアローンで実現させ、次に地元メルボルンでのF1サポートレース化、そしてアメリカ上陸も成し遂げた」と、シリーズで20年近く実務を担当したCOO(チーフ・オペレーティング・オフィサー)時代を振り返ったハワード。

「実際、Gen3規定マシンは国際戦略のすべてをサポートする要素を備えている。それは我々の成長と拡大にとって非常に重要なんだ。これまで数多くのコンサルタントが我々にアプローチしてきたが、我々の組織こそこのカテゴリーを国際的にプロモートするのに最適な存在だと自負している」

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