更新日: 2022.01.31 18:05
FSモータースポーツS.A.が2022年新規参戦を表明。フィアット・クロノスSTC2000を投入
チームの本拠地がある首都ブエノスアイレスのワークショップには、すでに2台の『フィアット・クロノスSTC2000』がデリバリーされ、車両製作と新たな開発タスクが立案されているという。
「車両はすでにワークショップにあり、我々も最初の宿題を始めたところだが、アルメリーニは2台の真っ白な車体を届けてくれたんだ。それらは(かつての参戦車両でありながら)まるで“0km”のような状態だったよ」と続けたスアレス・サルビア代表。
「チームの美学を反映する取り組みと、シーズン開始のためにそれらを『更新』する必要がある。チャンピオンシップに向けて素晴らしい状態に仕上げたいね」
また代表は、新シーズンに向けドライバーと技術分野の両方で、チームがどのように構成されるかについても言及した。
「ワーキンググループは(他のカテゴリーを戦っていた)現在の構造と混ざり合う予定だ。ヘルマン・エデルがチーム管理を担当し、来週は2名のエンジニアと話し合い、その他の概要詳細を説明する計画だ」
「すでに新体制に興味を持ったドライバーが何人かいるので、誰がステアリングを握るかを見極めるためにも、一生懸命に努力を傾けるつもりだよ。初年度から非常に“武装した”組織としてスタートが切れそうだね」
またSTC2000の運営組織は現地1月31日に、2022年のチャンピオンシップに向けオンライン上での“エンジン・ドロー”を開催。シリーズのエンジン部門が新型タービンの採用とファインチューンを実施した2022年仕様ワンメイクエンジンのリビルドを完了し、新シーズンに向けた配布を開始する。
封印されたエンジンの抽選は、コルドバ州ヴィラ・カルロス・パスにあるプロ・レーシングの施設で行われ、アルゼンチン自動車クラブ(ACA)の自動車スポーツ委員会(CDA)監督の元で実施されている。