更新日: 2017.01.24 15:05
フォーミュラE:元ウイリアムズF1のアレックス・リン、DSヴァージンのリザーブ就任
DSヴァージンでレギュラードライバーを務めるホセ-マリア・ロペスとサム・バードは、それぞれFIA世界耐久選手権(WEC)でトヨタ、フェラーリに加入すると噂されており、リンは今シーズン中にもフォーミュラE実戦デビューを果たす可能性がある。
現時点で、フォーミュラEとWECの日程がバッティングしているのは計2戦。ひとつはWECプロローグとバッティングするメキシコePrix、もうひとつはWEC第4戦ニュルブルクリンクと重複しているニューヨークePrix戦だ。
このうち、バードはメキシコePrix出場を優先する可能性が高いとされているほか、トヨタLMP1加入が取り沙汰されているロペスは、仮にチーム入りした確定した場合、プロローグの舞台であるイタリア・モンツァから強行軍でメキシコまで移動する必要に迫られることになる。
リン自身は、この北米、中米ラウンドでのスポット参戦の可能性が高いことを認めつつ、「ドライバーとしての参戦は2017/18シーズンからがターゲット」だと語った。
「フォーミュラEは本当にクールだ。できるだけ早く選手権でレースがしたいし、その場所は確実にあるはずなんだ」
2014年のGP3王者として直近の2シーズンでGP2に参戦し、通算5勝。2年連続ランキング6位で終えたリンは、昨年後半にマノーのLMP2をドライブしてWECデビュー。今シーズンもスポーツカーカテゴリでの活動を模索していくという。
「WEC開幕戦のシルバーストンで、ワークスマシンのステアリングを握ってグリッドに並べたら最高だ。まだ可能性は残されているし、うまくいくことを願っている」
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています